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ときどき雑記2007年b

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■警告,そして感謝〜〜2007年6月29日
あるサイトを訪問しました.そこは現在更新手続き中か何かで真っ白,真ん中に”建設中のサイト 警告:技術的な問題サイトのこの部分へのアクセスを防ぎます. あなたの理解に感謝します.”とありました.

これはプロバイダーの用意した文章のように取れますが,どうもこの文章に引っ掛かりを感じます.実際はアクセスが出来ないサイトなのに”警告”とはキツイ書き方.こちらが何か出来る状態であって,それをしてはいけません,と言うなら”警告”は相応しい言葉だと思いますが,手も足も出ない状態にあるこちら側に対して”警告”なんて言葉は刺激的ですねぇ.

最後のセンテンスは一転して低姿勢です.その前で高圧的な態度に出たのでそれを反省したのでしょうか.しかしそのサイトがそんな状態にあるのを理解したかどうかを確認もせずに一方的に”感謝します”と言われてもねぇ,嬉しくありません.

想像するに,原文は英語でそれを翻訳したもののような匂いがしますが,日本文化なり日本人の感性を翻訳に加味するのをすっぽり失念しているようです.どうも前の文章も後の文章も閲覧者の神経をざらざらにしているような気がするのですけど,どう思います?

■無駄なようでも無駄ではない〜〜2007年6月27日
今小文2編を並行して執筆中です.

一つは5号改コントラバス椅子による楽器の構え方について,もう一つは譜面台の改良についてです.コントラバス座奏用の譜面台を作るのはこれで3度目,よくもまあ飽きないで懲りないでやる人だと我ながらあきれています.

しかも今回の改作の為に新しい譜面台をネットで購入したのですが,それを利用して目的のものを作るつもりがその譜面台に納得が行かずホゴにしてしまった挙句に別のものを新しい考え方で作り直したのです.

無駄になったと言えば無駄なのですが,でもその駄目譜面台が本来持っていた良いアイデアだけはちゃんと生かしたので,完全に無駄とも言えません.

思うのですが,ほんのわずかでも無駄をしたくないという考え方も資源節約という意味では良いのですけど,もう少し離れて眺めて見るとそれが一番良い考え方/処世術とも言えないのではないか,と申し述べて私の言い訳とします.

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■フィラリア〜〜2007年6月25日
犬は散歩が大好きですね.コロも好きでしたが,時々立ち止まって息を整えるような気配をするようになりました. そのうち元気がなくなりました.お医者さんにつれて行くとフィラリアとのこと,気が付きませんでしたがかなり進行していたようです.ある日フィラリアを吐きました.その様子からコロの余命はもうないと判断した家内は往診して貰ったお医者に可愛そうだから薬で楽にしてやって欲しいと頼んだそうです.でもお医者はそれはしない方がいいですよ後悔するでしょうと言ったとのこと.その日コロは死にましたが,家内は忠告に従い薬を盛って貰わなくて良かった,と後々まで言っています.

コロは今,当市を見下ろす標高600m余りの山の中腹に眠っています.あれからもう20年以上も経ちました.

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■蛇の反撃〜〜2007年6月24日
コロ話第三弾です.我が家の前はその頃ひろっぱでした.そのくさむらには蛇が住んでいましたが,我が家のコロは蛇を捕まえるのが上手,蛇よりも素早くさっと頭をくわえて,首に巻き付かれないよう振り回すのでした.

ある時家内が鎖をつけてお散歩に出ました.そこに蛇が出てきたそうです.コロは喜び勇んで飛び掛りました.ところが家内は蛇が苦手,思わず鎖をぐっと引っ張りました.コロの歯は寸前で空を噛み,反撃に出た蛇は失敗したその唇に噛み付きました.

会社から帰った私の前で,コロは片方の上唇を無様に脹らませて申し訳なさそうにしおれていましたよ.

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■長い長いおしっこ〜〜2007年6月21日
コロ話第二弾です.我が家へ貰われて来てから半年くらい経った頃だったでしょうか,家族で買い物に外出してから帰って見るとコロは鎖を目一杯引っ張ってハウハウ言いながら出迎えましたが,おしっこの我慢の臨界点だったのでしょう,家族の顔を見た途端にその一線を越えました.オス犬なのに四足のそのままの格好でおしっこを始めました.いつ果てるとも知れないそれはそれは長いおしっこでした.

上目遣いで,ここはおしっこする場所ではないのにごめんなさいという申し訳なさそうな顔,どうして早く帰って来なかったのという訴えかけるような何とも言えないその表情,今でも忘れることが出来ません.

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■お手足〜〜2007年6月18日
まだ子供が小学生だった頃に血統書付き柴が生んだ子犬を貰いました.ハンサムなその犬は相手が大きくても恐れず尻尾を立てて向かって行く勇気と良いお行儀と頭の良さを持った模範的柴犬雑種に育ちあがりました.名前はコロ.

コロは”お手”はすぐに覚えたのでこちらは物足りずに”足”を教えました.ちゃんと後ろ足を上げて握手します.悪戯心で次に”お手足”を教え込みました.すると家の壁に肩と腰をあずけて片側の手と足を同時に上げるようになりました.こんな芸当他の犬には絶対出来ないぞ,ご主人様の私は大喜び.その表情はおずおすという感じで当人としてはそれに喜びを見出してはいない様子ではありましたが,でも一家の序列をわきまえていて,ご主人様のわがままにも忠実に応える犬でした.

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■美術展と演奏会〜〜2007年6月17日
このサイトは美術ではなく音楽をテーマにしているのに反して,ときどき雑記では美術館訪問のお話が多くて演奏会に行ったお話がほとんど出てきません.

実際アマチュアグループではないいわゆる音楽家のコンサートにはほとんど行かないのです.当地にアーチストが来ないという事情もありますが,急に思い立ってコンサートに行く事は叶わず前々から1〜2時間遠方で行われる公演のチケットを購入しなければならないこともあって若干億劫です.その点,美術の特別展は開催期間が長く日中の何時に行っても鑑賞が出来るので時間的気分的な制約がほとんどありません.買い物と気晴らしを兼ねて家内と気楽に行きます.

もっと気楽に行けるのなら,しっとりした室内楽のコンサートあたりを今美術館を訪問している頻度くらいには聴きたいとは思うのですけど.20年前くらいまでは労音組織があって割りとクラシックコンサートもありましたし,それで集客数の予測が出来たのか労音以外が主催するコンサートもありましたけれど,今は何かの補助金がつかない事には赤字のおそれがあって企画出来ないのでしょう.

そう言えば昔仲間と組んでアーチストを呼びクラシックコンサートを開いたことがありましたっけ.そんなんで家の中のどこかには呼んだアーチストの色紙が証拠の品として残っているはずです.

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■武田由平〜〜2007年6月16日
武田由平という版画家をご存知でしょうか.あまり人に知られた芸術家ではないと思いますけど.

この人の版画展を見に行きました.出展物は静物(花瓶に活けた花が多い)と風景がほとんどでしたが,見てゆくうちに何だか涙ぐんでしまいました.4ヶ月ほど前にエッシャーという版画家の展覧会に行って来たばかりで,それも本当に驚嘆しましたがこちらの武田由平から受けたものは感動です.そもそもこれまで音楽を聴いて涙を流しても美術館に行って涙ぐむなんて事がありませんでしたから私に取っては大事件です.

門外漢ながら,通常の版画とは絵筆を使う絵画よりは対象を大づかみして何を残し何を省略するかに大ナタを振るわなければならないと思います.(本当に何も知らないままに書いているので間違いかもしれません)彼は思い切り良く対象をデフォルメしますが,独りよがりという感じを受けず一々納得出来ます.

武田由平の風景版画は暖かい目で描かれているように感じ,何故か懐かしさを覚えるのです.使っている色はざらっとした触感を思わせて彩度の低いものが主です.この作家の放つ空気の波長が私の胸をしっかり励振させたようです.

ほとんどの作品に付けられた札に個人蔵と書かれていましたから,有名な作家のように美術館に買い上げされることもなかったのでしょう.それなら多くの人の目に触れるチャンスは少ないと思えます.とても勿体無い.忘れない為に気に入った作品の題を書き抜いて置きます.”奥飛騨早春””暗雲””ガードの見える風景””ひくま山””海の子””野風呂””故郷の五月”

例によって図録を買いましたが,その作品写真集からは受けた感動が消えて見えます.ちょうどコンサートホールでの感動とその後で買った録音盤の味気なさの関係に良く似ています.

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■残心〜〜2007年6月14日
ギター演奏テクニックにトレモロ奏法というのがあります.16分音符4つのうち最初の一音を伴奏音に使い,残りの3音は同じ弦を立て続けに3回4-3-2の指で触れてトレモロ音を出す.それの繰り返しですが,この奏法を使った有名なものはアルハンブラ宮殿の思い出という曲です.

5月21日に門司の出光美術館に行ったお話はしましたが,実はその日の源氏物語講義に先立って思い掛けずシロホン奏者の演奏がありました.最初に奏者自身による楽器と演奏法の解説があり,その中でアルハンブラ宮殿の思い出の最初の6小節くらいをデモ演奏しました.

素晴らしく伸びやかな音だったので思わず拍手し,それにつられて会場から拍手が沸きました.

その弾き方はトレモロ部分を同音でなくオクターブ音で弾いていました.そんな弾き方なら指が触るたびに音が途切れるギターと違って音が伸びるし奥行き感が出るのは当然ですね.全曲演奏ではなかったのはとても残念.一ヶ月近く経った今でも残念な気持ちの尾っぽをずるずる引っ張っています.

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■毛〜〜2007年6月13日
昨日お話したその吊橋上でのこと.
風が強かったので飛ばされないように帽子を脱いで歩いたのですが,ふと気づけば自分の目玉のすぐ前を風に吹かれた髪の毛が震えているではありませんか.

そりゃ帽子脱いでいるもんなぁ風にも吹かれるわさ///えっ髪の毛?わたしゃ週一回バリカンでくりくりと散髪するスキンヘッドじゃないかっ.

触って見るとそれは私の眉毛でした.感覚的にはまだまだ若者のつもりでは居ても外貌はすでに還暦を何年か過ぎた老人.年金生活者.

頭の毛は伸びずに眉毛ばかりが何故伸びる.

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■現実化しているものを”夢”と呼べるか〜〜2007年6月12日
こんな事が出来ればいいな,こうなったら素晴らしいな.人それぞれに大小の夢を持つものです.強く思う,長く思う,そして夢の大きさに見合うほどの努力を傾注する.そうすれば叶う可能性は大きくなります.

でもそれが一旦現実化すればもう夢ではなく,ひと塊の”現実”です.現実化したものは既に変質しています.”天使のような”子供でも20年経てば”天使のような”大人とは呼べないのと同じです.如何に夢のような計画であったとしても出来上がってもなお”夢”と呼び続けるのは変です.

別の切り口から;
モーゼの十戒には”神の名をみだりに口にすべからず”という訓戒があります.”口にすればするほど尊いものであるはずの神が卑近で安直なものに成り下がる,尊いものは奥の院に仕舞っておけ”という意味からなのでしょうか.夢という,良い響きと意味をもつこの言葉も安直に使えば薄っぺらなものになってしまいます.どうも現今残念ながらその薄っぺら加減の方が目立っている使用例が多くあります.

さて本題です. 大分県九重町に出来て大人気を博している大吊橋を渡って来ました.橋の長さが400m弱,下を流れる川床からの高さが170m強,どちらも日本一という事です.風があったので吊床が揺れ,渡り終えても地面が揺れ続けているような面白い気分でしたが,この橋の名前が”天空の散歩道 九重”夢”大吊橋”でした.

天空の散歩道はいいですねぇ,ちょっとオーバーですけどロマンチックです.でも夢はどうなんでしょう? ご丁寧にダブルクォーテーションで囲ってあります.日本一なのですからそのスケールには素直に敬意を表しても,このネーミングには上に綿々と述べたような感想を持ってしまうのです.呼称の前半のセンスと後半の安直さが私の中でかみ合って響きません.この渓谷に響き渡る歌の大音量と共にある意味で私の印象に残る観光地でした.

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■ソフト2〜〜2007年6月8日
一昨日フリーソフトに言及したついでに,ごく最近使って見て感心したフリーソフトをご紹介します.

ソフト名は”聞々ハヤえもん2”.若干ダサい名前はご愛嬌ですが,私達楽器演奏者には自宅練習用にとても好都合です.

私はCDに合わせて合奏練習をよくします.それらのCDは少しずつキーが微妙に違いますが,もしキーを統一出来ればCDごとにチューニングし直す手間が省けますね.もう一つ,実力に比べて早すぎる曲はゆっくりテンポから練習したいですよね.

どちらもこのソフトは叶えてくれます.ハヤえもんではなく,どらえもんと呼びたい位に頼りになります.

音程合わせは自分の楽器を先に例えば440Hzに合わせておいて合奏しながら試行錯誤で音源の音程を上下させます.テンポ設定も微妙な設定が可能です.どちらの調整も独立して行えます.テンポを変えたからといって音程が上下することはありません.調節が終わって保存すれば次からは再生をクリックするだけ.

オーディオ再生装置から出て来る音質は正直に言って落ちます.とは言え音楽鑑賞用に使うのではなく合奏練習用として考えれば不都合はありません.

オーディオ装置をお持ちなら,このソフトの他に必要なものはPCとオーディオをつなぐ線だけです. このソフトを使って自作CDを作るのも一方法ですし,楽器の傍らにオーディオとつないだPCを置いて操作しながら練習するのもアリです.

早速Vectorにアクセス,ソフト名を入力して検索しダウンロードされては如何でしょうか.

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■ソフト〜〜2007年6月6日
このサイトの最新版バージョン4.4の編集はHP開設以来使ってきたホームページビルダーからez-HTMLというフリーソフトに乗り換えて作りました.でももう今はそれさえアンインストールしてウィンドウズに付属しているメモ帳というごく簡単なテキストエディタを使って更新しています.とても軽く動くので重宝します.

この最近で見れば,一番良く使うソフトはブラウザのIE6とメーラーのBeckyとメモ帳です.一般に良く使われているワードは,メモ帳で作った文章を体裁よくプリントアウトしなければならない時にしか使っていません.1ヶ月まるまる使わないことだってあります.

ついでに私のPCのプログラムファイルズに入っているフォルダを数えて見ると,自分で入れた覚えのないものまで含めると67個あります.うーん,じゃぁフリーソフトを数えて見ましょう.///16個ありました.

すばらしく便利なのに無料なんてパソコン世界の七不思議の筆頭に置いてもいいんじゃないでしょうか.

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■気おくれ〜〜2007年6月5日
私はDIY店に行くのは好きです.自分で物を作る人は誰もそうでしょう.でも今年になって大きい手芸品店に行くのも面白いと思うようになりました.置いてあるのは布地やボタンや糸ばかりという印象があったのですが,なかなかそうじゃありません.

その布地でさえ身にまとう材料として見ず,単なる一般素材として見ると違った景色に映ります.そんな視点はDIY店で訓練しています.売っているものを製作会社が想定した用途に使うものだという視点を捨て,単にモノとして見ます.そのモノはこれから作ろうとしている部品として適当かどうかという見方をします.ま,DIY店に置いてある商品には一般的にそのような傾向があるにはありますけど.でも手芸品店でもそれが通用するとは思いませんでした.

でもやっぱり気後れ/気恥ずかしさは付いて回りますねぇ.

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■着地失敗〜〜2007年6月3日
私はジーンズも好きですが綿のズボンも好きです.綿は純綿か麻混.それも古くなって糸がほつれる寸前を洗い晒してアイロンも掛けないのが最高.こんなになるには何年も掛かります.合成繊維混紡ではそうならないのではないでしょうか.

こう書いてふと思い当たったことには,建材も同じですねぇ.新建材は当初美しいのですけど,経年変化に耐え抜くには無垢の木の方に根性があります.

ふと,そんな雑念がよぎった為に今日の文章の着地点がぶれてしまいました.

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■5号改バス椅子〜〜2007年6月2日
コンテンツは出来ました.トップページの赤色セル”5号改コントラバス椅子”からお入りください.今では古くなった”第5号コントラバス椅子”の方は”コントラバス奏者の工作室”の”過去に作ったコントラバス椅子”の中に入れました.

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■やっと最終製作〜〜2007年5月30日
バス椅子5号改の予告を3月はじめにしました.それから3ヶ月弱,試作品を更に改良してやっと自信の持てる最終案にたどり着き製作しました.

今日写真撮影をしましたが,やがて文章を書いてアップロードします.5号改による構え方については別です.そちらの方は多分8月頃まで掛かってしまうと思います.

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■奏法の説明サイト〜〜2007年5月29日
バスのパート譜をアレンジしているのですが,弓の使い方をちょっと遊んでみたのでそれを譜面に書き込もうとして,まてよ念の為に奏法名を確認せねば,とネットでワード検索しました.

出会ったサイトはバイオリンの為のサイトでしたが,とても丁寧に奏法名をご紹介してあるのに感激しました.その表を自分がいつでも参照出来るようにエクセルに転記しましたが,これは皆さんにご紹介する値打ちがあると思いましたので作者にメールで趣旨をご説明し,ご了解を得てリンク表に加えました.

このサイトの管理人さんの博識には頭が下がったのですが,それも道理,弦楽専門誌の”ストリング”に何年間も継続執筆をしておられ,それらを纏めて”ヴァイオリン各駅停車”という単行本も出版しておられる方でした.4刷増版という人気本のようで,すごい方に巡り会えたものです.

その目次紹介をみると私達バシストにも大いに参考になりそうなので,袖摺り合うも他生の縁で購入することにしています.

セクショナリズムというわけではないにしても,つい目がコントラバス以外には向かないという傾向にどっぷり浸かっていると気づいた時がラッキーな日になりますね.そうそう,ここのサイトではバス弓の使い方と書道の筆の使い方の共通点に話題が及んだ事がありましたっけ.

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■真顔〜〜2007年5月27日
大学時代のあるシーンをふと思い出しました.

ある時下級生から質問を受けました”ベースって音階があるんですか?”
真顔でしたよ,空恐ろしい.
名前を思い出したっ,O君です.ごめん俺が出す音ってそんなに悪かった?

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■願い〜〜2007年5月26日
我が家では今日26日が5月5日でした.

ごく近しい親戚が我が家へ集まり孫の端午の節句のお祝いに昼食を共にしました.鯉のぼりも一応考えましたが,古来の風習に敬意を払うとしてももっと後に残る事をしたいと思い,印鑑を依頼して作って貰い,それを今日孫にプレゼントしました.

その印鑑とは中国の言い伝えと関係していますが,孫の名前を中央に彫り込み,その上下左右に中国神話に登場する世界の四方向を守るという聖獣(青龍/朱雀/白虎/玄武)を彫って孫を守る形にした,ちょっと大きめで雅印サイズの印鑑です.朱雀とは鳥の形をした神,玄武は亀の形をした聖獣だそうです.こんな形の印鑑を一目見て気に入り,孫のために作って貰っていたのです.

彫ってくれた方は,20年以上前アマチュア無線をしていた頃に知り合った人ですが,篆刻(てんこく)の世界では有名で日展作家です.そんな人が一時期私の会社の社員でもあったのは不思議なご縁です.

家内の母親,つまり孫にとっては祖々母が手作りして送ってくれていた色紙で折った兜を頭に被せて皆で記念写真を撮りました.

孫にはつつがなく成長して欲しいものです.思えば貴方も私も誰も皆そんな期待と願いを背負って大きくなって来たのですね.今更ながら///そうなんですよ.

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■向上〜〜2007年5月24日
検索サイトで”コントラバス”をワード検索してみると,何と言う事かこのサイトがトップページに,つまり10位以内に入っているではありませんか.

そうそうたるプロや輝かしい実績を誇るトップアマなら兎も角,私などの下手っぴ奏者のホームページがこんなところに表示されるのは場違いです.正直に言えば恥ずかしいです.

とは言っても,だからといってコンテンツのレベルを急遽向上させたいとか目新しい内容を盛り込みたいとかの気持ちはありません.HP訪問者が多くなるのは嬉しい事ですが,それが逆に減ったとしても多分この気持ちは変わらないでしょう.

思えば今年3月頃からタグ記述の不備に気づき,言って見ればホームページの身なりを整えなければ,とさまざまな改善策を講じてきましたが,その一環として仕事のHPで独学勉強して取り入れ成功したSEO対策技術をこちらのサイトにも取り入れた結果が今回の出来過ぎランクアップにつながっているようです.

しかしSEOなんてものはホームページの実際の値打ち向上とは全く別の,単なる小ワザ,もう一つはっきり言えば愚かしいテクニックを含んでいると思います.

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■無意味な話題〜〜2007年5月23日
私が小さいころ,大人はよくこんな質問をして子供を困らせていました.”おとうさんとお母さんとどっちが好き?”

子供との話の接点が見つからないままに大人はこんな無意味どころか有害でさえある質問をしたのでしょうか.さすが最近はこのような質問を子供にするのを聞いたことがありません.

でもオーケストラ仲間で次のような話は出ないでしょうか.”どの楽器がより重要か?” 或いは”自分の楽器は他の楽器と比べてその重要度は?”

誰も自分の楽器には愛着がありますから密かに誇りに思うのは結構ですが,でもそれは比較の上で口にすべき事ではなく左手が右足をさげすむのに似て無意味で有害だと思います.そんな話題は気を許した同じ楽器の仲間内でも口にしませんよね?

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■源氏物語と読者の年齢層〜〜2007年5月21日
美術館の学芸員が源氏物語の解説講座を開き,それを聞きに行って来ました.どちらかと言えば単なるアッシー君という役割ですけど.

この日一番の興味は,源氏物語に興味を持つ人の年齢層でした.年齢別グラフを頭に描いてみると,60台70台の女性が他の年齢層を圧倒して突出しているように見受けられます.およそ9割弱かな.もっともウィークデーの昼間という講義時間帯を割り引いて考える必要もあるでしょう.

私の次なる興味は何故源氏物語はその年齢層の女性の心を掴むのか,他の年齢層はそうでないのか,という命題です.

王朝のイケメン貴族の浮ついた恋愛物語と言う観点からではなく,さまざまな女性の生きさまを深くえぐった長編小説という見方をしない事には説明がつかないような,そしてその生きざまを味わうには読者自身の人生経験も十分でなければならない,というものかも知れません.

私はそれを想像するだけで理解はしておりません,物語を読んだことがないからです.でも人生経験豊富な年齢層の絶大なる支持があるのなら逆説的に源氏物語はそうでなくてはならない,と思うのです.果たしてそうなら牛車をマイカーに,御所を職場や合コンの場と読み替え,水茎うるわしい歌のやりとりを顔文字ちりばめたメールのやりとりへと翻訳しつつ現代女性心理との共通点を探って読むべきものなのでしょう.

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■小学1年生の狸〜〜2007年5月20日
小学校1年生の学芸会で演じたのは狸でした.

よっぽど嬉しかったのでしょうか,童謡に合わせて6人くらいで踊った振り付けも,その童謡のメロディと歌詞も全部覚えています.

たぬきはお山のちんどんや おなかを叩いて鐘打って
ちゃかちきぽん ちゃかちきぽん
ちゃちゃんちゃかちき ちゃかぽんぽん

ただしそのレコードの伴奏がどんなだったかはあまり記憶がありませんけど.

振り付け指導をしたよそのクラスの女先生が父兄のウケを狙ったためか, 曲の一番最後にはおなかをピッと突き出して,といいました. それは振り付けとしては正解なのですが,当時の私としてはちょっとばかり嫌でした.

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■写譜用譜面台〜〜2007年5月18日
また写譜シーズンがやって来ました.私は貰う楽譜をそのまま使う事がありません,ほとんどの場合写譜ソフトに転記してから拡大コピーします.貰う楽譜をそのまま拡大コピーするのでもありません.

パソコンに楽譜を転記する際は居間の床に置いた座椅子に座ってノートPCを膝におきます.従って写す楽譜も画面のすぐ横という低い位置にあると目の動きが最小になって具合が良いのです.

長い間そんな低い譜面台が欲しかったのですが,今日やっとそれが叶いました.お昼に昔からの友人に電話して不要な譜面台を貰いました.カラオケ専用の丈夫なスチール製です.マイク掛けを外して全体に付いている真っ赤なサビをタワシでこすり落とし,鉄パイプを金切ノコで寸詰りに切り落として地上30センチに譜面が来るように改造しました.

十分な安定感と共に使い心地の良いこと!

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■燭台の足元は暗がり〜〜2007年5月13日
昨日新聞の片隅にあまり遠くない町にオーケストラが出来ていて,コンサートがあるのを知り,むらむらと聴きたくなって今日出掛けました.

とてもお上手.当然トラによる補強はしているもののそれは僅かな人数です.市民からも暖かく受け容れられているような感じを受けます.

設立して十有余年.うーん,このような団体があるとは知らなかった.

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■小さい幸せ〜〜2007年5月12日
硬いものを噛んだ代償として奥歯が欠け落ち,キャップを被せたのがもう10年以上前だったでしょうか,それでも劣化が進行していたのでしょう,このたびキャップごと取れてしまいました.

そんな訳で歯医者さんに通っているのですが,その歯医者さんはついでにと言うか,大した相談もなしにと言うか,ともかく前歯何本かにあった表面の僅かな剥落を埋めてくれました.どう作業していたのかは判りませんでしたが,左官さんが壁の穴を漆喰で埋めるのに似ているのでしょう,終わってから渡してくれた手鏡で見ると綺麗になってその跡は自分の歯のように自然な感じではありませんか.唇にも舌にもすべすべとして良い感じです.

口の中の小さい幸せ.

幸せ感はどんな小さな所にも,例えば荒地の雑草の中に生えている花みたいにたくさんあるのかも知れません.他人が羨むような大きな幸せを探すのに汲々としているなら身近にあるたくさんの幸せに気付かないかも知れない,口の中の幸せの延長上でそんな事も考えました.

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■もえる若葉〜〜2007年5月11日
もえる若葉の”もえる”は”萌える”と書くようですが,その言葉が似合うのは3月終わり頃からの,新しい葉が芽吹きはじめて木々の枝がうっすらと浅緑色にかすむ時季だと思います.

5月に入って葉の色が落ち着いて枝が伸びる頃になると森がむくむくと起き上がります.連休明けのこの時期に相応しい言葉は”萌える若葉”ではなくて”燃える若葉”.

森全体が緑色の炎に包まれて燃えているようです.この頃に限っては学校の先生方,答案用紙に燃える若葉と書いてあっても丸をつけてあげて下さい.

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■ニュニュ語〜〜2007年5月8日
4月24日に孫との会話は誰にも理解できないと書きました.

  事実そうなのですが,孫との会話に使う言語を私はニュニュ語と言っています.ニャニュニョを多用するのでそう名付けているのですが,日本語とも英語とも違う発音も混ぜながら使います.

ニュニュ語には大まかな約束事があるのでそれをご紹介しますと;

まず,この言語を使っての意思疎通に欠かせないのがお互い相手の目を見ながら喋る事です.
二つ目は相手が幼児だからといって発声を無理に高くしないこと.自分が疲れるし相手もそれで喜ぶ訳でもないようですからごく普通の音程です.日本語に似た言葉もあるのですが,それでも幼児語に類する単語/用語は出来るだけ避けます.
三つ目はニュニュ語には普通の言語と同じようにちゃんと抑揚があります.感情に従う無理のない抑揚です.
四つ目は発声に伴う口蓋の使用は無理にならない程度に大きめに行います.”ア”は大きく口を開いて,”イ”は横広に,ニュやニョの発声は唇を突き出して.
五つ目には,ニュニュ語使用に当たっては笑顔が必須です.

おじいちゃんって傍目には無責任で気楽そうに見えるかも知れないけれど,おじいちゃんなりに考えながらやっているのですよ.でも正直に言えば我が子を育てるのとは異なって無駄な肩の力が抜けているのは確かですねぇ.

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■科学か超自然か〜〜2007年5月7日
昨日ご紹介した航空ショーで不思議な光景を見ました.

スーパーホーネットと名付けられたF18は会場の上を亜音速で横切りましたが,その時観衆の前で二度続けて機体からパッと水蒸気が丸い幕状に広がり,その瞬間戦闘機はそれをくぐりぬけたのです.次の瞬間その幕は消えました.

苦しい例え話をすれば,二枚の金魚すくいの網を次々に破って金魚が逃げるようなものです.(実際のイメージとかなり違うけど)

言葉での下手な説明ではイメージして頂けませんが,ちゃんと画像がネット上にありました.

http://ja.wikipedia.org/wiki/Prandtl-Glauert_Singularity

そのサイトには科学的な説明があるのですが,でも私が見たのは科学じゃなくて超自然だったような///今でもそんな不思議な気分です.

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■航空ショー〜〜2007年5月6日
岩国,今滑走路拡張で問題になっているそこの米軍基地の航空ショーに行って来ました.拡張問題の政治的配慮から,および米軍直轄のショーであること,その二つの理由からきっと中身の濃いショーであるに違いないと踏んだのです.

朝9時から3時まで,その中身レベルには満足しました.F16 F18などと呼ぶらしい現在の戦闘機の運動性能はよく解らないなりに凄さを感じました.単発プロペラのスポーツ機によるアクロバット飛行も第一人者の来日初飛行とかで気付けば私はワーワーとうめきっぱなしでした.

薄曇りの天候だったのでブルーインパルスの編隊飛行は大事を取ったらしく基本形程度だったのがちょっと残念.でも滑走路正面かぶりつきのベストポジションに居たのできびきびしたパイロットと整備要員の地上での動きも逐一解って小気味良かったです.

これらのショーでテクを披露した操縦隊員達は,限界的飛行の高Gから来るグレイアウトに耐えながら高度の操縦技術を何でもないかの如くやって見せる,政治や軍事の問題を離れて単純に凄い男達だと思いました.

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■知らない身内〜〜2007年5月4日
ちょうど1年前の連休の事,モーツアルトのピアノコンチェルトのテレビを見ていて愕然となりました.二人のバシストのうち,一人が私と全く同じ構え方をしているのです.ステージの床に普通の(ように見える)椅子を置いて普通に座りコントラバスを弾いているではありませんか.

身内に出会った気がしました.私のような構え方をしている人がいようとは思いもしなかったのです.ただし彼はレフティでした.早速NHKにその演奏団体を問い合わせてフランスの楽団だと知り,その楽団のホームページにアクセスして名前も知らない30歳台とおぼしきその奏者あてにメールを出しました.

どうしてそのような構え方になったのかを知りたかったのです.ただ問い合わせるだけでは失礼だと思ったので,私の方のいきさつと構え方の良い点と問題点をを書いたので長い長いメールになりました.

フランス語は全く知らないので,英文をアメリカの姉に添削して貰ってから送ったのですけど///ナシのつぶて. 一年が経ちました.

どうしているでしょうね,彼.

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■紅葉の名所深耶馬渓は若葉の名所でもあります〜〜2007年4月30日
渓谷の空は前後に細い.両側の切り立った岩山から,そしてせせらぎの中から青い空へ高く低く幾層にも重なりあって半透明に光る浅緑のもみじ葉と,それを支える枝々の黒いシルエットは繊細な調和を見せます.

今日は,名物の辛子椎茸と手打ち蕎麦を味わって温泉に入りたいのかウグイスも大勢やって来て上で鳴き交わしていましたし,川床ではカジカが透き通った声で応えていました.

渓谷の登り下りはゆっくり歩いて約2時間弱,何と歩きの行楽客にはほとんど出会いませんでした.秋のシーズンならこの渓谷は都会の通勤時間のように車と人で蒸せ返りますが,その時期よりもっと豊かな時間が過ごせるこの時期に人が来ないなんて.

でも眼福耳福に満ちた春の深耶馬渓をこのまま静かにして置いてあまり人に教えたくありませんね.

ありゃ,貴方に知られてしまったか.

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■仕事のHP更新〜〜2007年4月28日
このHPにしたのと同じ事を仕事のHPでもやり,今日昼アップしました.ほとんど同時に取り掛かりましたが,同時進行は初めて. でも,こちらの完成は一週間遅れました.

という訳で4月は疾風怒涛の月でした.

あとに残ったのは細かいバグ取り.バスのHPのバージョンは今4.4ですが,仕事のサイトの方にバージョンナンバーをつけていないのではっきりしないものの,指折りしてみれば数字としては”3”になりそう.片方にやってみて良かった事はもう一方にも応用するので,何となく似通っています.

最近トレンディーなサイトデザインは私の目にはどこを見たら良いのか必要なものを探し当てるのに迷うので一筋の流れになっているのが好みです.

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■孫につけた仇名〜〜2007年4月24日
強欲旦那;
生後3ヶ月,一回の授乳量が200ccに達した頃に,やってもやっても未だお乳を欲しがるので.

よだ繰り大明神;
生後4ヶ月,よだれ繰りが盛んになってガーゼハンカチが手放せない程なので.

我が家へ孫が来た時は遊びは勿論のこと,ミルクやおしめ替えもしてやるので家内が用事で居なくても一向に構いません.そんな遊びのワンシーンをご紹介しますと;

いつも立て膝にまたがらせ対面して会話をするのですが,結構お互い話題が絶えずお喋りは賑やかです.とは言え,周りの者にはどんな話題で何を話ししているのかは皆目見当がつきません.内緒で本当の事を白状すれば未だ5ヶ月に満たない孫との会談に於いて,相手の話の内容どころか私が喋っている言葉の意味さえ謎なのです.

ま,ええがな.

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■レストラン開業〜〜2007年4月22日
我が家では最近レストランを開きました.まだ単品メニューしかありませんが,開業して間もないので材料が十分に整わないし,お客様からの文句もあまり聞こえてこないのを良い事にしばらくはこのままで行くつもりです.お客様は結構多くてその日に用意した材料は大抵売り切れます.

そのレストランを名付けて”小鳥食堂”

レシピは古い生米,調理をせずにそのまま庭にまけるので楽です.テーブルも椅子も用意していませんが,若いスズメがちょんちょんと駆け回ったり,ちょっといなせなウェアや帽子をまとったしゃれ者も来て盛況です.

お兄さん達,今日は市議選の投票日.もう済ませたかい?

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■冷や汗が出ました〜〜2007年4月21日
昨夜アップロードする際,ローカルではちゃんと問題なく表示されていたのに,翌日の今日ネット上で見たら部品配置が乱れ切っているではありませんか.あれっ.

原因はFTPソフトのファイル転送ミスでした.一部のCSSファイルをサーバーに送り届けていなかったのです.お正月に配達がわずらわしくなった配達員が溝に賀状を捨てるという事件が新聞記事になることがありますが,あれと同じ.1000枚程度あるファイルを途中で面倒臭くなったのでしょうね,ソフトがネグレクトしたようです.叱って置きました.

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■バージョン4.4〜〜2007年4月20日
3月25日に新バージョンをアップロードしたばかりなのに1ヶ月もしない間に次のバージョンです.

新バージョンの眼目はブラウザの違いによる見え方の差を極力解消する事でした.具体的に言えばインタネットエキスプローラーではセンタリングして見えるのにネスケやモジラでは部品が左寄りになっているのに気づいて愕然としたのが動機でした.間抜けな事に発足以来足掛け8年間それに気付かなかったのです.ですから今回はネスケとモジラもインストールして見え方を確認しながら記述して行きました.でも放置せざるを得ない細かい違いが随所にあります.

ウェブ供給側の悩ましい問題は,閲覧者がどう見ているのか,その幅がありすぎることです.画面解像度の問題,発色の問題,今回のようなブラウザがするタグ解釈違いの問題,普段見ているフォントサイズの問題.

それを考える時,出て来るのは溜め息.

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■我が家の居間から見えるもの〜〜2007年4月18日
ニレ若葉 柿若葉 びわ若葉 もみじ若葉 つつじ若葉 
どうだん若葉 むくげ若葉 あおき若葉 やまぶき若葉 
れんぎょう若葉 クリスマスローズ若葉 金木犀若葉

一年で一番好きな景色が見える時季.

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■長男の結婚式〜〜2007年4月15日
昨夜は長男の結婚式でした.

昨年末に孫が生まれていますから順序は逆なのですが,それは置いても兎も角一段落したという気分とこれからだという気持ちとがない交ぜです.

夜遅く我が家では家内の母親と私たち夫婦と次男と孫の四世代が一つ屋根の下で寝ました.建築して30年,こんな歴史の浅い小さい建物にとっても名誉なこと(何故かは良く解りませんがそう思えます)でした.

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■母親〜〜2007年4月10日
母親が4歳と1歳の子供を家に閉じ込めて(殺すつもりで,いや自分で殺す勇気がないので勝手に死ねば良いと思って)1ヶ月放置し,死んでいるだろうと帰ってドアを開けたところ,下の子は死んでいたけど上の子が何とか生き長らえていて,その鬼のような自分の母親に抱きついていった,という事件がちょっと前にありました.

もう非難する言葉も見つかりません.社会の片隅で異質なブラックホールが不気味に口を開いているような感じです.

残酷な殺人者である母親でも幼子に取っては自分を餓死の境地から救いに来た頼もしく優しい親として映ったのでしょうか.すがって行った母の胸は温かいと感じたのでしょうか.

もう涙が出そうです.

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■ページのパスを記入〜〜2007年4月6日
このサイトの各ページ最上部にパスを記入しました.

ページ数が結構多いし階層も最近細分化した箇所もあって,ワード検索でいきなり下層ファイルに入ってきた訪問者にはサイト構造が解りにくいと思います.

2月に半月間だけアクセス解析をやってみた時に解った事ですが,ワード検索で訪問される方が私の想像を超えて大変多いようで,そのような方々はトップページのコンテンツ一覧表を目にされる事はないままでしょうから,今日思い立ってパスを日本語で書き加えました.

複数行置換ソフトのお陰でこの作業に要したのはたったの3時間,夕飯後の一仕事で完成しました.

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■出光美術館〜〜2007年4月4日
昨日話題にした門司港の出光美術館はその外観からどうやら古い倉庫を改造したように見えます. ちょうど並んで停まっている数台の観光バスを見るように切妻屋根が連棟式につらなっている,昔の工場そのものの形です.

その構造では天井の上を樋が何本か横切っているので雨漏りの恐れがないとは言えず,それは美術館には向かない構造です.建築に携わる者としてこれは大いに気になりました.レトロな雰囲気の門司港岸壁の歴史的景観のひとつであるとは言え,そしてプランした設計者はきっと雨水排水には十分以上の対策を施しただろうと想像はしても,それはやっぱり禁じ手ですよ.想定外の出来事がないとは誰も断定出来ないのですから.

もうひとつ気になったのは,展示館内の歩かせ方. 一番奥のメインホールに入ると正面数歩先の行く手には室内を隠すように壁が立ちはだかっていて進入路は左右に分かれるのですが,人は右から入って反時計回りに見て回るでしょうか,それとも左から入って時計回りをするでしょうか.このホールにはその正面壁に小さく右向きに矢印があって順路と書かれていました.でも多くの人は気付かずに自然の流れで左から入っていましたよ.だから順路の通りに入った私たち夫婦は展示物に沿って対向して来る入場者とぶっつかりながら進むしかありませんでした.

おまけにそのホールには前室があって一応広いのでその壁にも絵が掛かっているのですが,進路の整理がされていないのでメインホールへの入場者と退場者がこれも正面からぶっつかるという構造です.

うーん,これまでたくさんの美術館を巡りましたがここはねぇ.ま,門司港レトロの良い雰囲気の中に立地するという事で許してしまおうかな.

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■かな書〜〜2007年4月3日
かなの展示会を見に門司港レトロの出光美術館に行って来ました.平安時代から江戸時代までの名筆が並んでいましたが,面白くて会場を三度巡りました.

かな書を何かに例えれば谷あいの渓流をみるようです.一筋に流れるところ,淀むところ,そして小さな滝のように身を翻して新天地に飛び込むところ.

平安時代から順に並べてありましたが,大きくは時代によって雰囲気が違う点は他の芸術,例えば音楽などと変わりませんね.

中でも気に入った作品は二つ,それは小野道風でも藤原行成でもなくて江戸時代の霊元天皇ともう一人は”はせを”(これ誰かと思ったら芭蕉でした).平安時代の名筆は研ぎ澄まされていて息を詰めて見なければならないような印象を受けますが,上述の二人は自由な遊びの境地にあって形を発見しつつ書くという面白さを見せながら,しかも品格を保っているように思えました.

芭蕉が良い字を書くとは知りませんでしたが,でも何かに秀でた人が書く字は何かしら味が滲み出ているのはよくある事ですから驚くことではないでしょう.

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■せっかちなウグイス〜〜2007年4月2日
昨日おとといと二日連続で朝早くウグイスが啼いていました,それも結構長時間です.うちの庭かお隣の庭でかは解りませんでしたが,よく通る声です.

ちょっとせっかちなウグイスなのか,啼き方はホッ,ホロホロホロ,ホケッ.

山がそれほど近くはないので二日間の日帰り出張は大変ですね,お疲れ様.

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