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ときどき雑記2014年a

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■逆行・・・2014・3・27
夜、初めて通る道で迷いました。それは思いがけず車の調子が悪くなって急遽借りたレンタカー運転中の事です。運転に際してはその車のカーナビ設定方法が判らずめくら運転になっていました。迷って狭い田舎道で行き止まり、引き返す途中でその進路と直交する少し大きな道に出会い、どうやらこれを右折すると良いかなと思ってその道に乗りました。

ちょっとばかり走ったら前方正面からヘッドライト、警笛。片道1車線のありきたりの田舎道と思ったらそうではなく片側2車線の道で何と私はレーンを間違えて逆行する形で走っていたのです。

正面衝突なら命が掛る大事故になります。気が付いてからは異常走行である事を正面からつながってやって来る数台の車に知らせようとライトの上向き下向きを繰り返しながらしばらく進んで中央分離帯の切れ目から正しい道に戻る事が出来ました。

同乗していたのは姉夫婦、空港まで迎えに行って戻る途中の出来事。高速道路のインタチェンジを間違えて1つ早く降りてしまっているのに姉と話が弾んでいて気がつかず、道路が何かいつもと違っているようでおかしいなぁとは思ってもそれに真剣ではありませんでした。

「老人運転の車が県道を逆行、衝突。乗っていた3名死亡」 そんな新聞記事になるところでした。3人とも無事に生きていれて良かった。

若者の持つ注意力は既に失っている、そんな謙虚な心掛けがなければ運転してはいけない人間になっているのに気付くべき。コントラバスを運ばなければならない私なのでもう何年かは運転させて下さい。

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■東京カルテット・・・2014・3・25
えっ、東京カルテットが解散しているなんて!それもおよそ1年前。

なんと残念なこと。

初めて東京カルテットの音を聞いたのはレコード店で何気なく試聴した時、およそ40数年前。調べてみるとミュンヘン国際音楽コンクールの弦楽四重奏部門で優勝してドイツグラモフォンと録音契約したとの事ですが、右上にDebutと書いてありますから東京カルテットの最初のLPなのでしょう。私はそんな盤に巡り合ったようです。

忘れもしません、試聴してみてハイドンのト長調作品76の1の第一楽章が3小節も進むうちに確信を持って購入を決めました。当時LPレコードは月収に比べてとても高く、購入にはためつすがめつしてからでないと踏み切れなかったのですが、この東京カルテットは別物と感じました。この事は「雑談・音楽鑑賞その1」でも述べています。

当初のメンバーは原田幸一郎・名倉淑子・磯村和秀・原田禎夫でしたが、ずっと後になって色々入れ替わったようです。

実際のコンサートにも一度出掛けた事があります。

私が所属している弦楽合奏団の今年のプログラムにはそのハイドンのト長調作品76の1が入っているようですから、密かに東京カルテットへの挽歌と云う位置づけにしましょう、勿論私のバスは作曲家ハイドンの許可も得ずにチェロのオクターブ下を弾くと云う蛮行に加えて下手糞なのを許して貰わなければなりませんが。

画像は40数年前に小倉のレコード店で購入したその東京カルテットです。

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■ウグイスとカラス・・・2014・3・24
このところ毎朝ウグイスがやって来てカタコトで一生懸命鳴いています。空気はもう冷たくないのでその時はテラス戸を開けて声を聴きます、次は立派に鳴けるかなと期待しながら・・・。隣接の空き地で鳴いていると思われますが我が家のニレの木の上でも鳴いてくれます。

一方カラスも時に朝から三々五々高く止まって野太く鳴きます。カーア、カーアの一つ一つに濁点がついているような嬉しくない鳴き声でウグイスとの差は極端。

どちらの鳥も天の命ずるままに育ちそして鳴いているのでその値打ちに上下の差はない、とは建前論議、私達の感性はどうしてもウグイスの側に立ちますね。

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■写譜ソフト・・・2014・3・21
2月の終わり頃から4月に掛けては毎年、私の写譜シーズンです。

自分の目に判りやすい楽譜を作らなければならないので、貰うA4楽譜を単純にB4譜に拡大コピーするだけでは駄目で、改行をどこでするか、どこでどんな省略記法を使うか、小節ごとの幅はどのように伸縮させると見やすいか、段の間隔をどう設定して1ページを何行にするか、五線の上下幅をどう決めるか、お玉杓子の大きさをどうするか、改ページはどの小節で行うか、などなどを楽譜ごとページごとに細かく設定してやります。そのように細かく設定が出来る写譜ソフトがあるお蔭で演奏生命を少し余分に貰っています。

とは言えこの写譜ソフト、気難しい性格のようで既成の楽譜をスキャナで取り込むのにえらく苦労することがあって、最初から手入力で写譜した方が早かったと思う事がしばしばあります。

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■里に鶯がやって来ました・・・2008・3・16
我が家の庭から遠くない枝にやって来たようで、今鳴き声が聞こえています。 まだ自信がないらしく、早口の慌て声ですが、それでも端折らずに鳴いています。山では訓練に明け暮れたのでしょう。
だから今日は成果ご披露。

空は青空、風はゆったり。
孫を庭に連れ出すのにまだ抱っこしているような頃に お向かいから頂いた風車が塀の上で軽い音を立てているのも聞こえます。

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■佐村河内守・・・2014・3・5
今日のテーマは「さむら・こうちのかみ」でなく現代人「さむらこうち・まもる」です。由緒のありそうな名字ですね。

昨年に現代のベートーベンとの触れ込みでもってNHK特番が組まれました。たまたまそれを見ていたのですが聴力が次第に落ちて全聾に、それでもオーケストラ曲を作曲する素晴らしい才能を持つ人との紹介でした。

ところが彼にはゴーストライターがいて、それが18年間彼の為に作曲したものをずっと本人の作品だと偽っていたとゴーストライターが自責の念に駆られて告白、話題沸騰しました。

その告白はソチ冬季オリンピック直前だったので佐村河内氏自身による弁明会見はオリンピック明けになる筈だと待っていましたが、本人自身でなく弁護士を通じての謝罪で済ませています。また全聾も自分の印象を高める為の作り話らしいようです。

嘘話は得てして肥大化するものです。小さい頃についたちょっとした思い付きの嘘が周りの人を面白がらせ本人も良い気分になった。それを数度経験してそのたびに良い思いをした場合、「嘘」は遂に意図して自分を守る武器にまで成長してしまう事があり得るのでしょうか。嘘を一度つくとそれを正当化する二次的な嘘をつかなければならなくなり、更に〜更にと深間にはまって行くのは日常的にあり得ます。また自分が将来つくかも知れない嘘に備えてその嘘に符合させる為の事実を予め作っておくという厄介な作業をする人まで現にいるようですから、それら意図して作られる嘘から相手を見抜くのは容易ではないと思います。

私自身は信じやすい性格かも…と思っているので、身が危なくなるかも知れない話を聞いた時は傍証を得るまでは動かないのが得策でしょう。でもちゃんとそれが出来るかな。

佐村河内氏の長期で大掛かりな嘘を知って、平成の天一坊という称号を付与したくなりました。

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■楽器習熟・・・2014・3・3
弦楽カルテットのコンサートに行って来ました。
メンバーのうち2人は私が所属する弦楽合奏団のメンバーでした。

演奏会場は美術館内の一室で、天井は高いものの部屋の縦横比も異常に高く、クリアな響きを持った部屋とは言えない中でしたが充実した時間が過ごせました。

ところで楽器習熟は年若く始める程有利で、ほとんどの楽器上手は幼稚園とか小学校の低学年で始めた人達です。逆の悪い例は私ですがコントラバスを好きになって練習を始めたのは35歳を過ぎてからでした。だから、と云う訳かどうかを別にして上手になれません。

しかし昨日の日曜日は、遅く楽器を始めても上手になれる稀有な人が身の回りにいたのに気付いた日でした。

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■今年の練習会・・・2014・3・1
今年も山大マンドリンクラブOBグループ練習会の案内状が郵送されて来ました。

15年くらい前に、老後になってする事がなくなってしまう事態に立ち至る前に、若い頃の趣味を生かして備えておこうとOB達に呼び掛けて行った練習会が老後に立ち至ってやっと花開き、後輩の声掛けで5年前から毎年開催されるようになりましたが、このところ私の体力が低下してエレベーターのない2階練習会場に狭い階段を通って重いコントラバスを運び上げるのが困難になって来ました。時間を掛けて無理をすれば上がるとは思うものの、万一を考えれば楽器が転げ落ちて壊れてしまう危険は避けておきたいです。

ところで運び上げるだけのバランス感覚と筋力があるのに手伝って貰えるのは気軽に有り難くお気持ちを受け入れる事が出来るのですが、そもそも他人の御協力を仰がなければ最初から不可能という身体の事情に至れば、その御協力を前提にしながら行動する、という事に慣れていない以上それが出来ません。

気軽に頼めば良いのに妙なこだわりかも知れませんが、今年からはOB会練習会場には手ぶらで観衆として参加する事にします。

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■今年の曲・・・2014・2・18
今年予定のコンサート曲を楽譜ソフトを使って写譜を始めています。賛助のマンドリン合奏団が一足早く曲を決めているのでまずそちらから写譜を進めているのですが、一方で弦楽合奏団ではこれから決まるので決定待ちをしているところです。

情報では私が推薦したモーツァルト弦楽五重奏曲第3番ハ長調は採用されそうだとのことです。本当は同じ五重奏曲でも4番を推薦したかったのですが、一般受けするのはきっと3番だと思うのでそれを推しました。問題は全楽章採用になるかどうか。

他メンバーからの推薦曲のなかではドヴォルザークの夜想曲が魅力的だと思いました。 いづれにしてもこの弦楽合奏団の選曲はバラエティもありしかも好もしいものがほとんどなので、毎年選ばれた曲に満足しながら演奏しています。私自身演奏するのは初めてのものがほとんどだし、貰った楽譜が私の演奏能力を超えている曲が多いので挑戦欲は十分以上に満たされています。それなりのレベルで演奏出来たなら自分の音楽センスも一段上がったと実感できるのですけど・・・。

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■バス椅子作り直し・・・2014・1・21
バス椅子の製作に取り掛かっています。基本的には昨年作った変形座面の椅子と同じで、私の体にもう少しだけ寄り添う寸法に近付けようとするものです。寸法直しはわずかなので前作が改造出来ればよいのですが、そうは行かないので座面は全部を作り変えるしかありません。

大寒に入っているので外で長時間作業が出来ず、ぼちぼちの作業です。

一方でウォーキング関係の記述が増えて音楽のサイトなのか運動のサイトなのか判然としない状況が続いています。

現在どちらも私に取って大事なのでこんなサイト運営が続くと思います。お許し下さい。

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■正月風景・・・2014・1・12
お正月の雰囲気も次第に薄れ、関西地方の松の内もやがて明けます。 今年のお正月は元日から毎日続けて通りを巡って2時間程度は歩いていたので松の内を過ごす町の表情も良く解りました。

お正月を普段とは違って改まった気持ちで祝う、或いは賑やかに迎える、と云う昔からの傾向は薄れてしまっているように感じられました。

当地では門口や玄関入口に正月飾りを掲げている家は驚いた事に5割ちょっとしかなく、5割弱は普通の日のままです。マンション・アパートは帰省でたぶん家を空けていると思われるのでそれを考慮から除外してもこんな数字です。 飾りがある家の2割程度は門松の絵を細長い紙に印刷したものを貼り付けていました。多分虚礼廃止が叫ばれた昔に出現したものが引き続き支持され続けているのではないだろうかと思いますが、お正月を改まった気持ちで迎えてその気持ちを玄関先のしめ飾りや本物の門松で表すのは「虚礼」と呼ぶべきものではないような気がします。でも何もないよりはいいですね。

一方で国旗を掲げている家が1軒だけありました。国旗を持っている家ってありませんね。2001年の9.11同時多発テロ直後のアメリカに行った時には家に車に集会場に星条旗があふれていてアメリカ人達の国を思う気持ちに圧倒された事をつい思い出しました。

話題がそれてしまいましたが、子供たちが家の周りとか広場で独楽回しや凧揚げをする姿もなく、それどころかあちこち住宅団地でさえ子供たちの遊ぶ姿を一人も見掛けませんでした。大きな公園に行くと流石に普段の休日以上に親子連れが遊んでいて、その中にお正月以来初めて見るゲイラカイトが1枚風に乗って浮かんでいて少しは救われました。

近年3日続きの休日は珍しくなくなって来ていますが、そのとばっちりをお正月が受けてしまって、並みのお休みの感覚でしかなくなっているのではないでしょうか。

ちょっと寂しいですねぇ。今年は正月を祝えない事情が個人的にありましたが、来年のお正月にはこの度の気持ちを無にしないようにしたいと思いました。

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■新年・・・2014・1・3
皆さん、新しい年がやって来ました。 3が日とも穏やかな天気、この1年を通じて世の中がこのように穏やかにそして前向きに推移する事を期待したいです。

今年、我が家は静かでした。私達夫婦最後の親を喪った上に家内がクリスマス頃に風邪をひいたまま年末年始に突入したので普段とほとんど変らないお正月になってしまいました。クリスマスまでに買っておいたお餅で作ったお雑煮が食卓の上でわずかにそれらしさを感じさせてくれます。

いや、こんなものだと決めてしまえば何も困ることはありません、普段通りに生活するだけの事です。

私はどうやら年末で風邪を卒業したみたいなので、予定通り元日からウォークを始めました。ちょっと骨の折れそうな高レベル年間計画なのでこんなに天気が定まっている間に稼いで置かねばと言う気持ちです。それと昨年バス椅子を使って来た結果として頭に浮かんでいる小改良にも手を付けました。小改良と言うか、座面の刷新です。

今年も音楽とウォークが私の生活の柱であることは、ほぼ間違いないでしょう。

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