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ときどき雑記2011年c

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■竜王山と夕陽・・・2011・9・25
一泊合宿が小野田で行われました。その朝、コントラバスにはいきなり2時間のフリータイムが発生しました。
なので小学校の時に使った通学路を半分だけもう一度歩いて見ました。 60年も前に人がやっと通れるだけだった山際の細い田舎道は何箇所かでもう自然消滅していました。車が通れるほどの拡幅が出来ない道には付近の住民に取ってもう存在価値がないのでしょうけど、ちょっとばかり残念です。

小学校の校歌に「堂々として揺るぎなく万古のままにそそり立つ」と謳われた竜王山にも車で登ってみました。実は立派な名前ながらこの山、中華鍋を伏せたようななだらかな優しい風情なのです。そそり立ってなんかいません。登るあいだずっとその校歌が頭から離れませんでしたが、歌詞と現実のギャップにニヤニヤし続けました。合宿2日目の早朝、この竜王山のふもとをぐるっと1周して見ましたが、全行程で6キロ弱しかありませんでした。

合宿所の夕日は「日本の夕陽百選」に選ばれたとの事ですが、関門海峡や九州を遠くに見晴るかす180度の広々とした景色に夕陽が沈んで行くにつれ、空の底が次第に赤紫色の濃さを増すのはとても良い眺めでした。クラブ員の女性が地球が丸いのが実感出来ますね、と言ったのには付帯条件なしに賛成しました。

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■テールピース交換作業・・・2011・9・22
テールピースの交換作業をアップロードしました。でも小文の内容に新味はありません。確かにテールピース交換を取り上げるのはこのサイトでは初めてなのですが、私がやった作業テクニックは別の作業の為にこのサイトのどこかで取り上げたものが大部分です。

楽器の音色を変えて見たい時に一番一般的な方法は弦の交換ですが、このようにテールピースの材質を変えてみるのも同じように変化の大きいものではないだろうかと言うのが作業を済ませた感想です。

ローズウッドからツゲへの変更は私が期待したような変化でした。音は軽くて大きくなり、反応もよくなりました。私が望んだ事は大部分達成されているのですが、しかし荒くなったと言う見方も出来るかも知れません。何にせよ1週間くらいは様子を見ないと変化の見極めはつかないと思います。仮に荒い音が本当だったとしても「だから元へ戻す」事はありません。

長所をしっかり認める以上は、次に試みるのはそんな面をどうすれば克服出来るかという事であるのは世の全ての試行と同じです。

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■ツゲ製テールピース到着・・・2011・9・17
ツゲ製のテールピースとスチール縒り合わせのテールワイヤーが届き、昨日朝から作業して音を出してみました。明瞭な音で音量も増し、各弦とも発音は良いようです。音質は想像通り軽めで腹に応える重々しいものではありません。もともとこのような音が欲しかったので取り敢えず合格。

これからこのテールピースの音とどう付き合えば長所がよりはっきり出るかを時間を掛けて探ってみます。

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■緊急措置・・・2011・9・9
現用テールピースが壊れたのを受けて、コントラバスを購入した際に楽器について来た鋳物製のテールピースを取り付けて使っています。

バイオリンにはチューニングアジャスターが必ず付いていますが、コントラバスには珍しいです。バスのチューニングアジャスターってバイオリンと違って手が簡単には届かないし、おまけにペグは機械式なので音程の微調整はアジャスターがなくてもペグだけでOKだと思うし、それよりもアジャスターの為に重くなってしまうと言う音質に与えるデメリットの方が重大のような気もします。

やがて外してしまうし、珍しいテールピースなので記念写真を。

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■接客マニュアル・・・2011・9・7
昨今はどこへ行ってどんな店に入っても店員が客を迎える言葉は語尾の上げ方までおおむね同じです。

「いらっしゃいませ〜〜」又は「いらっしゃいませ、こんにちは〜」

どんな客がどんな気持ちを持って入って来たかはその気になって観察すれば解るだろうからそれに合うと思われる応対の言葉をマニュアルとして数種類用意すれば良いのに、もしくは言葉そのものをマニュアルにせずに客を迎える気持ちをどう持てば良いかをマニュアルにすれば良いだろうに。でも従業員の観察眼を信用していないならそれをマニュアルには出来ないのでしょうかねぇ。

それに語調は人を迎えているように響いて鼓膜を刺激してはくれるものの、そこで止まってしまい内側に入ってこない、そんな応対にこちらは辟易してしまうのです。

日本の接客アドバイザーの皆さん、次の戦略を立てる時期が来てしまっているのではないでしょうか。

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■年金生活者に仕事の場・・・2011・9・4
直ぐ上の姉が地球を半周して我が家へ半日遊びに来ました。 普段私の歩く足が速い原因を作った姉です。私が小学校に入った時5年生で、子供の足でおよそ30分も掛かる小学校まで毎日連れて行ってくれました。で、自然に足が速くなったのです。走って連れて行ってはくれない(当たり前ですが)ので走るのは得意にはなれませんでした。勿論それは姉の責任ではありません。

よく登校途中でウンチしたくなっていましたが、田舎道で姉が辛抱強く待ってくれていたかどうかまでは覚えていません。まさか道端でしゃがみ込む私を見捨ててどんどん先へ行ってしまうのが常だったとは考えにくいですけど。

楽しい半日を我が家族一同と過ごせました。同時に姉は私に仕事(遊びと同義語か?)をくれました。その仕事を十分に果たす為には私も地球を半周しなければならなくなりそうです。

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■テールピース、さて?・・・2011・9・2
新たにテールピースを購入しなければなりません。さてどんなものを?

興味が持てるのはツゲ。私が求めるのは腹にずっしりとこたえる音ではなく、倍音豊かに軽やかに響く音です。だからバスはジャーマンでなくイタリアンを選んだのですが、そうは言ってもテールピースの材質にチタンなどの金属製では主義に反します。

そんな事から軽いツゲに興味を持ったのですがツゲは手に入りにくいと言う事が解りました。

そうなら・・・そうならどうしよう?

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■生ガットのテールガット・・・2011・9・1
バスの低い方の二つの弦ですが、ネック取り付け部分あたりの高い位置で弦を押さえた時にビビリ音がだんだん目立つようになって来たので、そのあたりの位置でピチカートを多用するコンサートが近い事もあって、今日工房へ指板削りを依頼しました。 いつものように作業する職人さんと会話をしながら見守っている時、緩めているエンドピースを何気なく眺めてあっと驚きました。生ガットがテールピースの紐穴に食い込んでクラックが入っているのです。

そうとは知らないながらも工房に持ち込んでいてラッキーでした。早速自宅へ戻り、バスが我が家へ届いた当時に付いていたダイカスト製の無骨なテールピースを探し出してそれを仮に取り付けて貰いました。

夕方自宅へ戻ってクラックを仔細に見ると、太い生ガットよりも少し穴径が大きい紐穴からスルッと抜け落ちないように両端を邪魔糸でグルグル巻きに縛っているのですが、紐穴に対して邪魔になるほど何回も緻密に巻きつけていなかったのか、又はそうはしていたのだけど邪魔糸の締めくくり方が甘かったのか、作業後7年を経てテールガットはだんだん穴に引きずり込まれて行き、邪魔糸が紐穴に対してちょうどクサビの形になって増々押し広げる力が掛かり、こんな結果を引き起こしたと見て取れます。

自宅で割れ目に爪を差し込んでみたところ、簡単に割れ落ちてしまいました。私の爪は薄くて弱い事を考え合わせると、きっと何日も待たずに悲惨な大事故を迎える事になったでしょう。

まさに間一髪、幸運でした。

テールガットに生ガットを使っておられるバス奏者の皆さん、何年か経過しておられるなら、年一度か二度くらい全弦を外してテールピースの裏を目視するのはおおごとですが、せめて指をテールガットの裏側へ這わせてチェックされるのをお勧めしたいです。

ちなみに、7年前にこの生ガット取り付け作業を依頼した先は経験を積んでおられる名の通ったバス工房で、その後にガットが伸びたので再度そこで長さ調節して締め直ししました。この作業は経験を積んだ職人さんに取ってもとりわけ困難で職人さん泣かせのものだと想像されます。なおご参考までに、テールピースは全長340ミリ、幅98ミリ、最大厚さ15ミリのローズウッドで、作業をした工房がお世話してくれたものです。

右は左画像を撮影した数分後の衝撃画像
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■加筆・・・2011・8・29
日曜日は久し振りに賛助クラブに出席し、ギターアンサンブルにバスで参加する為のアレンジを試しました。。。。ちょっと手直し。マンドリン合奏の方は皆さんかなり仕上がって来ている感じでした。部員数も増えているようです。バスパートの新部員参入は未だか?

休みの多いオペラ序曲の歯抜けバス譜を目で追いやすくする為に他パートの楽譜を貰って帰り、今日バス譜の歯抜け部分に書き込みました。これで10小節20小節の休みの間にふっと気が散ったとしても目は安心して元へ戻れるようになりました。

下手な奏者としては、読みやすい楽譜を作るのは腕が1ランク上がるのと同じ効果が期待出来るのです。

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■今日の収穫・・・2011・8・27
朝7時半から山車について歩き始め夕方5時過ぎまでが私の担当、歩いた距離は28キロ、でも小学生はじめ山車について回った人は皆同じです、おまけに最後の夜中まで歩く人達はもう4キロ程度は歩きます。

たっぷり休憩を取りながらで、その歩く早さも散歩程度。距離数ほどの疲れは感じていませんから私のトレーニングとしての評価は出来ないと思います。これはお祭り。

今日私の収穫は運動ではなく人の扱い方・動かし方に関する事です。傍で見ていてとても参考になる事が多かったのでラッキーな一日でした。

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■お祭り準備・・・2011・8・25
今週末は中津に伝わる二大祭りのひとつ、鶴市傘鉾ご巡幸があります。如何にも農村地帯の祭りに相応しく、毎年地区ごとに紙と竹の手作りで思い思いの傘状飾りをリヤカーに取り付け、ニ十数基が一列になって山国川の河口扇状地を経巡ります。趣旨は治水への感謝と豊作祈願だと思います。

今年は我が自治会が近在数町内のまとめ役になり、寄付集めから始まって青壮年部と連携の上で当町内傘鉾の飾り製作・巡幸付き添いなどお祭り3日間の準備から後片付けの段取りをしなければなりません。

自治会のお役の一端を担っている私としては、得意とする分野での役割を含めて幾つかを引き受けています。

エクセル操作や画像処理には慣れているので各種書類・資料製作のパソコンいじりも買って出ていますが、それにしても昨日は朝8時から夜中の1時過ぎまでずーっとご町内のそんな仕事をしました。

ふぅ。

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■ICレコーダー・・・2011・8・18
数年前にCDに合わせての練習を録音して研究しようと多チャンネルのデジタル録音機材を購入しました。

ところがそれまで使っていたアナログの多チャンネル録音機と違ってあれこれ面食らうばかりで使いこなせませんでした。それは安く売り払ってその後は個人的に自分の音を録音することはありませんでしたが、昨今ICレコーダーと言う、大きさはタバコ二箱くらいにコンパクトな録音機があるのを知りました。おもちゃとしか思えないちゃちな(失礼)形なのにCDと同等以上の録音性能と気が遠くなる程の録音時間が可能なんだそうです。

「おもちゃと同程度の」簡単操作で録音出来そうなので、俄然興味が沸いて来ているところです。

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■練習CD公開・・・2011・8・9
従来、コンサート曲が決まるとCDから当該曲を取り込み、それを団で決まっている441Hzにピッチを変更し、繰り返し態様などはリーダーが決めたように編集し、速さも必要に応じて調節して自分の練習用に使って来ました。

今回はそれを参考の為に団全員にもコピーして渡すことにしました。

曲や楽章の切れ目は、どんなタイミングで曲が始まるかがドキドキなので新たにタイミングを取るチャイムを入れました。これは初めての試みなのでどんなタイミングが良いか解りません。頭だしの2秒前に入れたらば、息を吐いて吸って始めると言う通常に近いものになるのではと思いましたが、どんな速さの曲でも同じ2秒のタイミングでは困るだろうなぁと思いつつ、実はそれに合わせてチャイムを鳴らすには周到な準備が必要になるので、えいやっと全部同じタイミングにしてしまいました。どんな反応が皆から返って来るでしょうか。

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■紆余曲折・・・2011・8・5
楽譜製本は一応終わりました。使った材質は表紙にせよ中のページにせよたくさん試しました。だから無駄な製本が何冊も出来ています。

ちょっと使ってから公表しましょう。長期反復使用を製作コンセプトにしているので何年後かでないと意図どおりだったかどうかが解らないのですけど。それと最初から行く末を心配している材質部分もあります。

この本には袋状のビニールカバーがセットになっています。それが解りやすいようにスプレー缶をそこへ差し込んだ画像です。

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■フライパン・・・2011・7・31
家内の目はもう随分回復して私は家事からだんだん開放されています。

私が担当した家事の中で一番お気に入りだったのはフライパンを管理し、使う事でした。テフロン加工がしてあって何もしなくても焦げないフライパンもありますが、私に言わせれば出演中のファッションガールのように取り付く島のない表情です。

黒々と磨いて鈍く底光るずっしりと重いフライパン、使い終われば他はさて置いても熱いうちにタワシ掛け、磨き終われば又薄く油を引いて置く。

我が家ではこのところパンが朝食なのでフライパンは毎日使います。

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■基本的欠陥・・・2011・7・27
第三の楽譜製本法には大きな基本的欠陥が見つかりました。この製本法の基本アイデアは演奏曲目が変わってもOK、製本そのものは何年も使えて、しかもコピー譜を曲順にページに貼って行けばそのままステージに持って出れる楽譜なのです。そのシーズンが終われば楽譜を全部剥ぎ取って次の年の楽譜を貼り付ける、また譜面に注意書きをごちゃごちゃ書き込んで見にくくなればそのページを剥ぎ取って新しいコピー譜に綺麗に書き直したものを貼り付け直す、というものでした。

ところでページに使った材質は、そのような長期反復使用に耐えるようポリプロピレンの薄板にしたのですが、楽譜を貼り付けてみればそのうちにペロリと剥がれて来やすいようです。糊との相性が悪いのが解りました。

で、昨日から今朝に掛けて材質を変えて作り直しました。

こんな長年使える楽譜製本のアイデアは画期的だと思っていて、ある日私はふと気付きました。

これって何てことない、スクラップブックと同じじゃん!新聞切り抜きを楽譜に置き替えただけなのに第三の製本法なんて大仰な事を言って、馬鹿じゃないの?

首をすくめながらもやり掛けた仕事ですから最後までやり通します。

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■扇風機と集中電源操作・・・2011・7・25
我が家の居間と練習室のエアコンはこの夏まだ動かしていません。これまで練習する背中から扇風機を当てていたのですが、どうも不自然な風をどうにかしたくて部屋の遠い側に立てて見るとなかなか具合が良いようです。

そうなると別の問題が持ち上がります。部屋を出入りするたびにそばまで行ってON・OFFしてやらなければならない事。毎日1時間以上も速歩運動しているのにたった数歩が面倒で嫌なのか。はい、嫌です。バス奏者の座奏は立つのも座るのもおおごとなのです。座った途端に、「あ、扇風機の電源を」と又その為に立ち上がりたくはありません。

そこで手元スイッチ(これは練習に関わるパソコン・アンプ・換気扇類の電源6回路を一つの手元スイッチでコントロールするので手間要らずで消し忘れがない)につなぐ為に部屋の端から端まで配線を引き回してやりました。私のようなうっかり者にはこんな集中電源操作はとても重宝しますが、一つだけの心配はパソコンがHDDへアクセスしている時に電源を落としてしまう別のうっかり重大事故につながるかも知れないことです。剣呑けんのん。

あ、そうか。パソコンだけディレー回路をかませて例えば1分後に電源が落ちるようにしてやれば良いですね。研究してみます。

■第三の方法による楽譜完成・・・2011・7・22
第三の方法による楽譜製本が出来ました。ポリプロピレン板を台紙に使うので重くなりましたが何とか使い物になる予感が・・・。台紙など色々な材料はあれこれ迷った挙句に思い掛けない発見があったりして面白く作りました。予算だけは胸を張って言いますが、「安く上がりましたよ」 でもその前に製本する為の工具三種類を製作する原価と手間が必要でした。

しばらく使って見て大きな欠点がなければ公表します。

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■不完全主夫・・・2011・7・21
家内が先週2度目の手術をしたのでそれ以来3度の食事はしばらく家内が作れません。これまでも朝は私の担当でしたがそれに加えて昼も夜も。

昼は一品料理で良いので割と簡単ですが、夜は手術の日はコンビニ弁当、次からはおかず料理をスーパーで買ってご飯は家で炊き、3日目からはおかずも家内の指南を受けながら私が煮炊きしています。

やりゃ出来るものですねぇ、自分で言ってはいけませんが結構旨いです。

朝は顔を洗いながら洗濯機を回し、ごみを出して食事が終わればやがて洗濯物を干し、食事の後片付けだってありますね。このうち息子に孫請けに出してやって貰うものもありますし、家の掃除は放置したまままだやっていませんから言うなれば不完全主夫。

家事で割りと面白いのは炊事、やるならば結構徹底的にするのが掃除。

家内は炊事が上手だと私をおだてますが、その手に乗るつもりはなく来週くらいからは台所の大政奉還を行うつもりにしています。やっぱり「メシゃーまだか?」(これは私の祖父の口癖でした、それをそのまま踏襲しています)と家内の背中に向かって言う方が気楽でいいです。

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■女子W杯日本優勝・・・2011・7・18
女子W杯の決勝戦に残った日本、対戦相手のアメリカは横綱の風格でした。ぶっつかっても走ってもアメリカが上、日本が得意としている短いパスをつなげて敵陣を陥れる戦法はアメリカのプレッシャーに押されて中盤選手達が機能せず、後方からいきなり不正確なロングパスを前線に供給しては奪い取られるパターンでした。

一方アメリカのシュートはアンラッキーなものが多かったですね。ゴール前では日本選手の細かい動きに幻惑されて横綱と言えど平常心を保てず気持ちが上ずっていたのでしょうか。

延長戦を終えて2対2と言うスコアはアメリカ側から見れば「何でこんなスコアなんだろう」と首を傾げるものだったのではないでしょうか。

PK戦では体格の優劣はほとんどないので日本に取って決して不利ではないとは思っていました。4人ずつ蹴ってアメリカは3人失敗、日本は1人失敗。5人目が蹴るまでもなく日本が勝ちました。

これまで日本女子はアメリカに勝った事がなく、しかも試合の間ずっと上述のように勝つのはアメリカだ、力が違うと思えていたので終わって見て本当に勝ちを拾ったと言う感がありました。勿論劣勢に終始しても勝負を捨てずに挑んで行った日本選手の負けじ魂があればこそでした。

おめでとう。眠らずに最後まで見ていて良かった。

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■第三の楽譜製本法その後・・・2011・7・16
7日にご紹介した第三の製本法は、最初に考えた工作方法ではとても難しい工程がある事が解り、微妙に方向転換をしています。しかし何年も反復使用が出来るという基本コンセプトに変更はありません。

又それとは別にすごいと思われる素材も発見しました。ページをつなぎ合わせるテープはこれまで紙絆創膏が安くてベストだと思って使い続けて来ましたが、それを上回ると思えるようなものがありました。

多分一週間後には出来上がると思っています。長期間の使用に耐えられるかどうかは使ってみなければ何とも言えませんけど。

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■第三の製本法・・・2011・7・7
楽譜の製本法は2種類アップロードしていますが、第三の製本法を考え付きました。 つまりその新しい製本法で楽譜を整理したくなる(しなければならない)私の事情があるという背景があっての事です。

それには0.3ミリ厚あたりの透明でない樹脂板が必要なのですが近くのDIY店にありません。これから外出した時にはあちこちのDIY店に立ち寄って探してみます。

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■チューナーをバスに取付け・・・2011・7・6
チューナーをバスに恒常的にくっつけて置くと言う試みを始めました。始めて余り日にちは経っていないのにもう小文にしてしまったのですが、継続的使用で何か不都合でも見つかれば対策法をその小文に追加します。

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■扇風機3台・・・2011・7・5
家庭用の扇風機は構造も手入れも簡単なものです。夏が終われば羽根を分解して掃除、再度組み立てて次シーズンまで物置に寝せる。お手入れはそれだけの事なのですが、それをどうして良いか解らず羽根の分解途中で投げ出してしまったり、風量切り替えプッシュスイッチの動きが悪くなってもその部分を取り出して注油せずに寿命が尽きたと思ってしまう人が結構いるようですね。

で、まだ新品の輝きが失せてないものが不用品として処分されます。新品価格のとめどない下落も買替えを煽っています。私達が結婚したおよそ40年前には私の初任給の半分弱を支払わねば扇風機を買うことが出来なかったのが嘘みたいです。

お話を戻して、さるチャンスからそんな不用品扇風機が我が家に3台やって来ました。我が家の何十年選手から比べたらデザインも素晴らしい。早速分解修理を済ませピカピカに掃除をして、福島原発事故の置き土産になった「エアコン使用を抑えて節電しよう」に協力することにしました。

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■バス譜・・・2011・7・3
週末にマンドリンの小さい本番があるので1週間前の最終練習日に参加して来ました。弦楽合奏団に入団するまではエキストラ身分と言えどもほとんど部員と同じように練習に参加していましたが、正式に他団体に参加してしまうと残念ながらそれが不可能で、2回練習に加わっただけで本番を迎えることになります。

クラシックは当然ながら莫大な作品量の中から歴史の淘汰に耐えて残ったものがほとんどですから、これまで出会った曲ではバスの用い方に不満を感じた事はありません。それどころか演奏しながら”何て素晴らしいバスの使い方なんだろう”とうっとりしてしまう事があるほどです(勿論自分の出す音のふがいなさでその陶酔は大きく大きく減殺されるのが通例です)

それに引き比べてはいけないのでしょうが、私が思うにマンドリン曲で作曲家やアレンジャーは、バスが負担すべき音楽上の意味合いをギターの親指に先に持たせてしまい、さてバス譜に取り掛かる段になってバスにさせることがなくなってしまって、先に作ったギターの親指音に引きずられて変化に乏しく「発見」のない音の並べ方で奏者を退屈させてしまう、なんて事があり得るのではないでしょうか、そうでない良い曲もたくさんあるとは思いますけど。

こんどの週末本番の2曲のうち一方はそれを感じさせなくて音の並びに意味が感じられる面白い譜です。変更を加えたい箇所はありません。

もう一方は美しい曲で劇的な盛り上がりなんてものはありませんが、あまつさえバスは譜面も単調。試みにギター譜を見てみると作曲者はその曲に相応しく繊細な変化がある書き方をしています。

えーっ、バスだけ蚊帳の外?

そこで音符にはほんのわずかな変更を加えただけですが、アーティキュレーション記号は色々書き加ええました。また静かな曲に相応しいようにアタックをなくした弓奏や極力アタックを殺した柔らかいギター的親指アライレピチカートを部分的ですが使うことにしました。こんな曲では音のリリースにも微妙に神経を使わなければ。でも場面場面のアタックやリリースの工夫って奏者の感性次第であって楽譜には書き込めないですね。

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