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現在の構え方・弾き方

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演奏の下手な私がこのような題でコンテンツを作るのはおこがましい限りだが、バスの世界では聞きなれないトムソンバス椅子とか足台などと云うものをご紹介しようとすればそれを使った実際の演奏姿勢も併せてご紹介しなければ、と意を決してアップロードする事にした。ご了解を賜りたい。

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上の画像2枚は2016年春まで在籍していた弦楽アンサンブルが2014年クリスマスに行ったサロンコンサート本番中に撮影したもの。私は足台を使い始めたばかりでそれが本番の演奏にも通用するかどうかのテストも兼ねていた。

1枚目の画像でバスがチェロと並んだ姿は兄弟のように馴染んで微笑ましく見えるのはひいき目か。足台のお陰でチェロと同じように楽器は奏者の顔と同じ方向を向いている。
2枚目の画像のように少し乗り出して弾いても(楽器を引いて弾いても)左膝は楽器C部から動かず外れず、それでも窮屈ではない。

数年前、プロのカルテット+バスのコンサートを聴きに行った事がある。 カルテットの輪の外に立つバシストがどのようにしてアインザッツを共有するのかに興味があったが、そのバシストはカルテットの外から正に首を延ばして輪の中を覗き込むようにして演奏していた。
プロだからザッツを外すことはなかったけれど、爪先立ちするばかりにして輪の中の雰囲気を自分に取りこむ姿に「ちょっと無理して居る、無理って音楽にふさわしくないな もっと自然にアインザッツを共有する方法を考えないと・・・」と思った。

その解決にこの平床座奏は有効ではないだろうか。

その弦楽団の中で私はビオラとチェロの間に座らせて貰っていた。それは自分で希望したものではあったが、トップとの連携もメンバーとの連携、特にチェロとの連携も立奏ならば相手の体の動きを受け取るだけでしかないのに相互に影響し合えるこのようなバス座奏は有利に違いない。

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こちらの画像は上と違って演奏中のものではないので姿勢には勢いが感じられず若干作為的にも見える。
1枚目はE弦先弓だが楽器がほとんど正面を向いているので膝と弓の間には十分なゆとりがあって弾きながらも右手が太腿に当たる心配が頭をよぎる事はない。
2枚目では足台が膝頭を持ち上げて楽器C部に入れてくれるので楽器をどのように動かしたとしても膝頭が滑って楽器が不安定になる事がないのは想像出来ると思う。

楽器は左膝頭と右膝・右すねの内側で自然に挟まれる形になり、楽器の姿勢を一定に保つのに筋力も努力も不要、それに左胸も加わって来るので尚更楽器は安定する。トップページで書いたように楽器を懐に柔らかく収めると云う実感を持ちながら演奏出来る。

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右の画像はおよそ3年前2011年冬にギター合奏に加わった舞台写真だがこの時は足台を思い付く前なので左膝頭は楽器C部に差し込むのではなく背面板の角に当てている。

当時はこれで良いと思っていたのだが、上の中央画像の足台を使っている姿とはホールド感に大きな差があるのは見ても判る。今の画像では足台で左膝頭は持ち上がっているのでそれに合わせてエンドピンを引き寄せ楽器を立て気味にして膝頭と楽器C部とが噛み合うようにしている。…と云うか、そうなるように足台高さを決めて作った。
ついでながら、楽器はこの画像ではかなり寝ている。その時々で感覚が違うからだが、今見るとちょっと寝過ぎ。それと楽器と体の位置関係の話ではないのだが、画像ではピチカートをする右手位置が常識よりもずっと上で弾いている理由は、音放れの良いギター音にマッチさせて乾いた音にする為。

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なお、トムソンバス椅子の導入を決めた時に自分に課して守っている事柄が2点あり、それは高目のポジションに慣れる訓練と同時に、ポジション確認の為などに決して指板を見ない事。

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15年前チェロに似た構え方をするドイツ在住プロ奏者の野田一郎さんをネット上で知った際に瞬間的にこれは良いに違いないから今後はこの構えで行こうと直感し、後も振り返らずにジャーマン弓を売り払いフレンチ弓を購入した。今に至るまでこの時の直感を後悔したことがなく、逆にラッキーだったと喜んでいる。

野田さんはご自身で考案された小さい指揮台の形をした平台(演奏台)の上に背もたれのないピアノ椅子を乗せて座り、ステージ平床に降ろしたエンドピンストッパーに刺したバスを弾いておられるのだが、私に対してはたまたまその場にあった木製チェンバロ椅子でそのまま平床座奏をして見てごらんと直接のアドバイスを頂き、そうして弾いたところ良い予感を受けたと云う成り行きが過去にあって、それがこの演奏スタイルにつながっている。
なお、野田さんは先生と呼ばれるのを好まれない。

2015・1・25

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現在の構え方・弾き方
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