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腕時計バンドの寸法詰め

現用腕時計はまだしっかり動いて役目を果たしてはいるものの、私の目の劣化は覆いがたく折角文字盤の小窓には日付けと曜日が表示されてはいるものの活字が小さく読みづらくて、いちいち壁にぶら下がっているカレンダーで確認する始末。そこで新しく購入することにした。

時計バンドは相撲取りでも問題なく使えるようにとのメーカーの配慮だろうか、サイズが大きくて私の手首にはバンドの端が余ってしまって煩わしい。これを機会に新しいバンドの寸を詰めてやろうと思い立った。

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先ずベルトのどの位置から先を切り離すかを決め、腕から外してぶらぶらするベルトの先の方を万力でくわえ込んで固定する。元ではなく先の方をくわえ込む理由は締め付ける万力の力が余ってベルトを押し潰す恐れもあるのだが、仮りに押し潰してしまってもベルトの先の方は捨てるので歪んでしまっても問題がないから。

下の画像のように切り離す駒をがっちり挟み、カットする駒の端がちょっと万力から覗くようにする。そして赤矢印の部分を慎重に金切りノコで切り落とす。金ノコが踊ってベルトを傷付けてしまわないように気を付けなければならない。その為にもベルトが動かないようにしっかり固定してから作業に取り掛かる。万力がないならペンチで挟んで誰かに押さえ込んで貰う方法もあるだろう。いずれにしても金ノコを使うのは慎重に。
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ベルトを裁断する幅はおよそ5ミリ、下にある画像の赤矢印が示している部分。それだけ裁断してやれば自然にベルトは切り離されるので意外に楽だと思えるだろう。万力でなくペンチ2本で挟んで捻じり切る方法もあるだろうが、万力を使う方が楽できれいな仕事が出来る。
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作業を終えて腕に嵌めた画像。このように私は3駒余らせておいてそれから先を切り取った。私の手首にはこれ位で切り取るのがちょうど良いと思ったのだが、2枚目の画像で解るように切り取ったのは3駒。
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手首から取外した時にベルトの内側に垂れる余長部分の長さはおよそ1センチ半、何も考えずに何度も付け外しをして見たが余長が邪魔になる事はなく、手首にはめた時もすっきりと収まっていて試みは成功だったと思う。

このやり方では駒の1個が金切りノコでバラされて使い物にならなくなる。それで困るならこの方法は使えないのだが、でも切り離した余長部分をもう一度つなぐと言うシーンは後で中古品として太い腕の持ち主に売る以外になく、私の場合それは有り得ないので問題はない。青年になった後の孫に譲る事になるとしてもこのように3駒分は長く出来るので大丈夫ではないだろうか。

2016/2/7

これからしばらくしてベルトの余長を短くしているのが災いして思わぬ時に抜けて手首から外れてしまった。そこで一番端にタコ糸を巻き付けて接着剤を塗ってやった。それはベルトに接着するのが目的ではなく、単に糸が外れるのを防ぐため。その後外れる事もなく手首で安定している。

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