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会議室 全討議録       2002年度前期

138■ヒロ広場建築確認申請 投稿者:みーさん  投稿日: 1月 3日(木)13時16分02秒
会議室の皆さん、おめでとうございます。本年もどうぞよろしく。
昨年の会議室書き込みをまとめました。
”資料展示室”内の”ヒロ広場”をご覧下さい。
なお、元日/2日の二日間でやりましたので不適当な編集になってしまっている部分があるかもしれません。気づいた方はどうぞお知らせください。

139■近隣住民より感謝と賞賛の声 投稿者:関口@無免許  投稿日: 1月 4日(金)09時55分33秒
会議室の皆さん、あけましておめでとうございます。  
みーさん、ヒロ広場拝見しました。すごいです。 
労作に感謝感謝です。  
image自分の昔の書きこみを見るのは気恥ずかしいです。 
(何言っちゃってんだ俺は!とか言いながら読んでます) 
imageただ昨年の初春の会議室スタートから8月のトマムセミナーを経て、  
今を考えると刺激の大きさや得たものの大きさを痛感します。 
imageHiro Tさんにも感謝感謝です。  

140■デザイン 投稿者:みーさん  投稿日: 1月 4日(金)19時30分04秒
関口さん、みなさん
ヒロ広場、閲覧有り難う御座いました。
デザインは年末までは”資料展示室”の配色をそのまま踏襲しておりましたが、皆さんは会議室の配色の方に馴れておられると思い、それをヒロ広場の方へ持ち込みました。
保存していたものは改行マークが全部なくなっていましたので新たに改行した為オリジナルではありません。
ヒロ広場はこのHPの大事な財産だと思っています。 今年も実のある討議が交わされる事でしょう。


141■おそくなりましたが 投稿者:maki  投稿日: 1月19日(土)10時27分21秒
おめでとうございます。今年も時々顔を出したいと思いますのでよろしくお願いします。
image今日は姪に代わって質問を持ってまいりました。ご存知の通り姪はバス歴半年の初心者です
ので、おかしな質問であったらごめんなさい。
姪は”解放弦でのビブラートって絶対出来な〜いっ!”と申しておりますが、実際はどう
なのでしょう?隣の弦を使うのでしょうか?でも、最低音の時は?楽器自体を揺する?
学校の先生には”気持ちをこめろ”と言われたそうで。。。


142■解放弦でのビブラート 投稿者:野田一郎  投稿日: 1月19日(土)19時25分35秒
makiさん、こんにちは。
image解放弦でのビブラート、実際はできるんです。
1)解放弦と同じ音、またはオクターブ違いの音を押さえてビブラートをかける。(でもこれはちょっとずるいかな、)
2)弓の動きを不安定、というか均一で無くする。弓の速度、圧力、接弦角度等を変化させます。
3)2)と似た方法で、バロックで使われる”ボーイングビブラート”というのがあります。これは例えば連続8分音譜を完全には切らないで、弓スピードを急緩急緩と変化させることで柔らかい刻みの効果を出すものです。
image
学校の先生の”気持ちをこめろ”、というのはまことに適切な指導だと思います。
最終的にはここに行き着きますから。
http://home。arcor。de/ichironoda/index.html/


143■解放弦でのビブラート 2 投稿者:野田一郎  投稿日: 1月19日(土)19時28分20秒
↓の1)に追加です。
オクターブや同音でなくても4度、5度等でも結構です。
また全然違う音でも本当はかまわないんです。これは”楽器を揺する”のと同じ効果ですね。
http://home。arcor。de/ichironoda/index.html/


144■おしり回り 投稿者:いそべ@福井  投稿日: 1月19日(土)22時26分06秒
お久しぶりです。
さて、昨年奥田さんはテールガットを生ガットにされましたが、その後いかがでしょうか?
私もチャレンジしてみたいと思っているのですが、一つ質問です。
私のルブナ−は、エンドピンの手前に、テールガットを引っ掛ける部分があり、現在のステンレスワイヤーもその部分に引っ掛けてあります。
そこで、今度の交換時にいくつかのパターンを考えています。
1。従来通りに掛ける
2。エンドピンの根元に掛ける(普通は一般的ですね)
3。エンドピンに掛けつつ、手前の部分にも引っ掛ける(ガットがエンドピンの前でクロス)
4。基本的に3と同じだが、手前の部分にそれぞれ一回づつ巻き付ける
文章で表現するのは非常に難しいですが、少しでも裏板に弦の振動が伝わる方法をとりたいと考えています。皆さんの考えをお伺いしたいです。


145■あっ既に回答が_ 投稿者:みーさん  投稿日: 1月19日(土)23時43分47秒
makiさん、おめでとう御座います。今年もよろしくお付き合い下さい。
さて、昼間書き込みを見ていたので私の返答を書き込もうと下書きをして置いて会議室を開いてみたら、もう既に野田さんが適切なご回答をして頂いていました。
image野田さん、有り難う御座いました。今年もよろしくご指導下さい。
imageいそべさん、ことしもどうぞ会議室でお付き合いをよろしく。
私も奥田スタイルで試作中です。 ところが今、新HP制作に熱中しているものでガットを裸にしたままになっています。 風邪引いてしまうかも知れません。 と言う事で奥田さんのご登場を待ちたいと思います。
いそべさんに乗っかって私も質問が一つ。 弦二本をつかって三つ編みにしてみようかと考えているのですが、そのアイデア如何でしょうか?


146■お尻周り 投稿者:野田一郎  投稿日: 1月20日(日)07時48分33秒
ルブナー系は楽器を支えるエンドピンと、弦(緒止め止め)が引っ掛かるピンの2本が前後方向に並んでいます。
結論を言えばエンドピンのボスに巻き付けるのが音響的にベストだと思います。
弦の張力は
1)駒のところで”く”の字になって表板に前方から圧力がかかるのと、
2)張力がペグボックスとエンドピン(ほぼ側板の中心線上)を互いに引き寄せる力が働によって、表板が前方に膨らんでいることで駒の部分で前方に押し出す力が働き、
結果、表板は前後から挟まれていることになります。
ここからちょっと感覚的になっちゃうんですが、例の前方ボスに緒止め止めを架けると、体から遠いところにある重いものを持ち上げるような、腰に負担のかかる感じになります。
ですからエンドピンの法をお薦めします。
なおこの持ち上げ方の差(体から遠い場合と近い場合)はフレンチボウとジャーマンボウの違いでも同様です。
image最終的にはコントラバスもヴァイオリンと同じようなバランスになれば最高です。
ヴァイオリンを横から見ると、弦は楽器の中心線にかなり平行に近くなっています。
コントラバスはまるでおへそを付きだした中年のおっさんです。(エヘン)
http://home。arcor。de/ichironoda/index.html/


147■修正です 投稿者:野田一郎  投稿日: 1月20日(日)07時50分13秒
2)張力がペグボックスとエンドピン(ほぼ側板の中心線上)を互いに引き寄せる力が働くことによって
imageが正しい!(とほほ)


148■修正2オヨオヨ 投稿者:野田一郎  投稿日: 1月20日(日)07時52分23秒
2)張力がペグボックスとエンドピン(ほぼ側板の中心線上)を互いに引き寄せる力が、表板が膨らんでいることで駒の部分で前方に押し出す方向に働き、
imageがもっと正しい!!


149■画像送付の御願い 投稿者:みーさん  投稿日: 1月20日(日)11時07分57秒
考えました。
細かい構造などを説明するのは文章では困難を感じますね。 前後/上下の簡単な概念も他人には伝わりにくい言葉です。 立脚点をどこへ置くかで受け取り側は勘違いを起こしやすいものです。
imageそこで、伝えたい事柄が文章では解りづらいと感じた投稿者は、画像があればそれを別便で私宛メール下さい。 このM&B会議室では掲載不可能と思いますからロビー内に(資料展示室でなく)会議室用ギャラリーを作って展示します。 その後ヒロ広場に移転する時にその文章の横に掲載します。どうぞご協力下さい。
image尚、写真は暗い画像でもOKですが、ピンボケやブレを極力抑えて下さい。そして転送に時間が掛かっても大きくは圧縮せずにお送り下さい。 当方で見易い画像に加工して掲載します。 この方法は今奥田さんのHPを作成中ですが、その過程で習得しました。


150■腰も大切にしたいです 投稿者:いそべ@福井  投稿日: 1月20日(日)14時52分05秒
野田さん、御回答ありがとうございました。
私もかねてから、エンドピンに掛ける方が、楽器全体を響かせるのにベストなのでは、と思っていました。それに例の前方ボスの材質が塗物なのに対して、エンドピンの方は黒檀ですし。。。それにしても”体から遠いところにある重いものを持ち上げるような、腰に負担のかかる感じ”という表現がすごくわかりやすかったです。


151■開放弦でのビブラート 投稿者:関口@無免許  投稿日: 1月21日(月)09時30分49秒
こんにちは。ちょっと乗り遅れましたが、標記について。  
野田さんの(1)はA線開放でD線のAに掛けたり、Eに  
掛けたりするのは良くやっていましたが、  
imageフレンチに転向して(2)を非常に意識するようになりました。 
右手指の微妙なイコライジングがそれを意識させるのかも。。。  
開放の音色がマーブル色になったような気がします。  
image(3)は8分音符の刻みがダウンアップで続いていくときに  
よくやりますが、(開放でなくても)野田メソード導入以降  
ショートレンジで効くような気がします。  
よく視覚的にバイオリンの人とかにうるさがられていたのが  
なくなりました。 


152■テールガットとビブラート 投稿者:奥田@広島  投稿日: 1月28日(月)13時29分17秒
ようやく復活なった、奥田@広島です。
image純ガットのテールガットはその後も絶好調。ご機嫌な音質とレスポンスっがあります。
image>いそべさん
テールガットは僕もやはりエンドピンから通した方が良いと思います。
エンドピンの位置にもよりますが、一般にエンドピンは楽器のお尻のセンターを通っているので、テンションの掛かり具合からいっても楽器の中心を通すの方が有効だと思います。
(ただし、この考えは思いつきです。論拠はありません//オイオイ^^;)
image>みーさん
作り方は2本の弦を使っても全然問題無いと思います。
大切なのはオイドクサを張る時と同じように、折れ曲がりの部分をなだらかにしてあげる事でしょうね。
image>ビブラート
野田さんと関口さんのご説明で言い尽くされていると思いますが、またしても思いつきを一つ。。。(苦笑)
imageこれらのご説明の方法で起こるビブラートは、基本的に音程変化を伴っていません。
良くビブラートは音程変化と捉えられがちですが、こういう音程変化を伴わないビブラートもあるんだということを知り、テクニックに取り入れるのことも大切だと思います。


153■ありがとうございます 投稿者:maki  投稿日: 2月 5日(火)19時21分15秒
開放弦でのビブラートの質問をしましたmakiです。
さくさんのご回答ありがとうございます。私自身は管楽器奏者なので、言葉の上の理解しか出来ませんが、姪にはいつかわかる時がくるかと思いますので、伝えさせていただきます。
imageあ、ちょっと関係無い話なのですが、”いそべ@福井”さんって、福井県の方ですか?
私も姪も福井県なのですが、もしそうならどこかでお会いしているかも?  


154■そうです。 投稿者:いそべ@福井  投稿日: 2月 6日(水)22時54分11秒
福井県は敦賀市に住んでいます。毎週木曜日には、オヶの練習のためハーモニーホールに通っており、そのあと近くのココスによく出没しています。


155■バス椅子 投稿者:奥田@広島  投稿日: 2月 7日(木)13時05分52秒
>Hiro Tさん
バス椅子画像拝見しました。
随所に工夫が見られますね。Hiro Tさんも工作好きとお見受けしました。
imageさて、僕も新平台”演奏台2号”の製作が終わりました。
運搬用の台車も新しく作り直しました。
その内みーさんにお願いして写真のアップをお願いすることになりますが、
演奏台2号の新調に合わせてバス椅子も軽いものに買い換えました。
全体で約7キロの軽量化に成功したんですが、そこで新発見!
演奏台が軽くなると、椅子も軽くしたほうが音質、レスポンスには良いようです。
理由は全くわかりませんが、両者の重量バランスが取れないとダメみたいです。
image思いつきですが、重いロケットは軽い発射台からは上手く飛ばないということでしょうか。


156■画像 投稿者:みーさん  投稿日: 2月 8日(金)12時45分50秒
makiさん、いそべさん、
姪御さんが鶴賀だったら”良い先生が見つかった”と言うことになりませんか。
いそべさん、如何でしょう?
image待望のHiroTさんの画像はUP出来ましたが、奥田さんの新演奏台のUPは今度の16日です。
バス椅子をお使いの皆さん、作ってみようと思われる閲覧者の為にぜひ画像を私宛お送り下さい。
HP製作の為に中断しているガット紐の製作、再開せねば。


157■ぴちかーと 投稿者:おかだ  投稿日: 2月18日(月)01時29分58秒
ご無沙汰してます。高知のおかだです。管理人様にはうちのサイトに挨拶に来ていただいていましたが、ろくなおもてなしもせず失礼しました。
さて、先日地元で仏式デビュー(ブルックナー4番)を果たしましたが、ピチカートの対応が全然出来なかったので苦労しました。pizz時の弓の持ち方もなんだか分からずにやってたので、結局独式でのpizz<>arcoの交換よりも時間が掛かったり。。。また、弾弦位置への距離感が独式のままで2弦をうとうとして3弦を打ってみたり。。。
何か”コツ”みたいな事はないですか?


158■Re:ピチカート 投稿者:奥田@広島  投稿日: 2月18日(月)15時25分28秒
おかださん、こんにちは。
仏弓デビューおめでとうございます。
image仏弓のピチカートは慣れるまでは大変ですよね。僕もやはりそうでした。
持ち方については僕のコーナーでその内画像をアップしますので参考になさって下さい(っていつの話しになるのやら。。。トホホ)
身近なところでは、オケでチェロの方の持ち方などを参考になさると良いと思います。
持ち替えにかかる時間は慣れるしかありませんが、慣れれば独弓よりずっと時間の短縮が出来ます。
image問題はバランスですよね。独弓に比べて先が重い仏弓では、ピチカートで先が上に来るように構えるので、どうしても重さに負けて振られてしまいます。
でも実はこの先が重さで振られる動きが重要なのです。
image子どもの目の錯覚を利用した遊びで、鉛筆の端を持ってブラブラさせながら”ほら、曲がっちゃった。”っていうのがありますが、これに似ています。
鉛筆を曲げるには、鉛筆の先の重さを感じながら指、手、腕を脱力しないと上手く曲がりません。
仏弓のピチカート時の感覚もこれに似ています。弓先の重さを感じてこちらが弓に”振られてやる”感覚です。
image以上、取り急ぎ。ご参考になれば幸いです。


159■Re:ピチカート 2 投稿者:野田一郎  投稿日: 2月19日(火)18時10分42秒
おかださん、おはようございます。
日本全国津々浦々、仏式奏者が増えていて頼もしいかぎりです。(*^_^*)
image↓で奥田さんがいちばん美味しいところを取ってしまったので(コノッ!でも的を得ているからけちがつけられない。トホホホ)少し追加させてください。
image指と手、腕の動きについてです。
*弦をはじくときは手首を回転させます。肘から先が回るんですが、回転方向は音色、慣れ音形によって変えてください。
指は、主に中指で、弦に当たる面積をできるだけ大きくして弦に滑らせます。
腕は弦に対して斜めに位置しているので、手首の回転で自動的に弦長方向の動きが生じます。
弓のかわりに指で弾いていると考えるのも良いです。
*弾く位置は基本的に左手の指になるべく近いところにします。
弓で弾くときはスル/ポンティチェロ気味ですがPizz。の時は反対ですね。ただしバルトーク/ピチカートの時は指板の端あたりを使います。こうするとピアニッシモのバルトーク/ピチカートも可能です。
*弦に指を当てて弦を斜めに少し引っ張った状態で止め、そこから音楽を始めます。
ピチカートの前に腕でリズムをとるのは、弦をつかむ瞬間にためらい、タイミングが偶然になるので、音楽の柔軟性が無くなるうえ、他の奏者の邪魔になります。
image音楽的にはこれらの基本を変化させます。
他の指を使ったり、角度、速度位置等を変化させてみてください。
アクセントの付かない柔らかいピチカートも重要です。
上腕を使って大きく円を描くようにはじいたり、空中からの腕の動きの連続で弾くのも変化の一つです。
image以上がクラシック音楽のピチカートですが、現代曲の作品ではジャズ要素の入ったものもあり、その場合は別の音質が要求されます。 したがって別のテクニックも必要になるわけです。
imageどの場合にも脱力を心がけてください。
これには両肩を下にすとんと落とした状態を保ちます。
ここで脱力に関して(脱線だ!)。
脱力のために、最初は力を入れて筋肉の使い方を体に覚え込ませ、その後脱力したほうが効果的なようです。
http://home。arcor。de/ichironoda/index.html/


160■脱力の極意? 投稿者:奥田@広島  投稿日: 2月20日(水)10時36分35秒
野田さん、皆さん、おはようございます。
imageさすがドイツ本社の野田さん!↓では僕が美味しいところを持っていったことになっていますが、やっぱり師匠です!
imageで、下で最初は力を入れて筋肉の使い方を身体に覚えさせ、その後脱力したほうが効果的とのお話しがありましたが、先日その経験(”開眼:ただしほんの少し”)をしましたのでそのご報告を。
imageトマムで野田さんのレッスンを受けて、それまでとにかく脱力ばかり気にして、肝心の楽器を鳴らす行為が疎かになっていると感じた僕は、それ以降わざと弓を握り、腕、肩、腹筋、腰、足にかなり力を入れて練習して来ました。必要な筋肉の使い方を覚えるためです。
トマムで言われた”力をかける時は遠くの筋肉から”を意識しながらです。
imageそして先日の日曜日は午後から日曜大工に励んでおりまして、右手の握力にかかる筋肉を酷使しました。夕方からさらい始めたのですが、右手は握力ゼロ状態に陥っていました。
でも鳴るんです、楽器が。弓はもう”ブラブラ”状態でしたが、弓から一番遠い足や腰の筋肉から弓に重さをかけて行く感覚が掴めました。
imageトマムでの講師コンサートにおける野田さんの身体の動きの理由が、ようやく理解出来たんだと思います。
image脱力の前に力を使って筋肉の使い方を身体で覚えた方が、かえって脱力に効果的。まさにそれを実感した瞬間です。


161■はじめまして 投稿者:denhiko  投稿日: 4月 5日(金)12時55分07秒
はじめまして
原田@コントラバス暦半年/広島です。
まったくの初心者にとって、インターネットというのは非常にありがたいものです。
この年になって(40後半に突入)いまさら人に直接聴けないことも素直?に質問
できるし、手の届かないところにいる名人からもいろいろアドバイスいただけるし。
少し前の、ともすれば閉鎖的な業界とは考えられない時代です。
ところで、先日、広島交響楽団のBASS奏者、横光先生のクリニックを受けました。
チューニングの方法のひとつ:
チューナーで合わせるのならAを合わせたら他の弦は、高いほうは1セイントづつ低めに、
低いほうは同じく高めに合わせると良い。(チューニングに関しては耳では自信がなく
どうしても視覚(LED)に頼ってしまう)
アルコの弓の当て方は弦と平行よりも45度傾ける感じで、なおかつ弓の面全体を弦に
当てる。そうすれば手首で押す感じがつかめる。(なるほど)
弓をできるだけゆっくりと、瞬間的にと、極端に動かす練習(弓が踊らないように)
左手ポジションについて、無理に形を固定する必要はない。親指の位置のみ決まれば、
小指を押さえているときは、人指し指は小指側に寄っていてもかまわない。逆も。
指の巨大な欧米人に合わせる必要はない(できれば、それに越したことはないが、
敢えて痛い目を我慢することもない)
それでも左手を鍛えたい人にすすめる方法は、たとえばB♭の音階で、常にすべての指が
どっかの弦を押さえている状態で弾く。(これはなかなかきつい)
人によって様々とは思いますが、素直な初心者はすべてなるほどなるほどと納得して
しまいました。
image162■弓のあて方、左手etc。 投稿者:関口@無免許  投稿日: 4月 8日(月)18時05分02秒
原田さん、改めましてこんにちは。 
掲示板で会議室をお勧めしておきながら、 
すぐに転載されたことに気付かずすいません。
image私は元々ジャーマンで弾いておりましたが、 
現在は野田メソードに挑戦中です。 
imageこのHPの資料展示室内の”ヒロ広場”にこの内容の討議録がありますので見てみて下さい。クリニックで話題になったような内容が満載です。では以下、私の私見を。 
image弓の角度については、野田さんが冒頭に 
1)弓は弦に直角には必要ない。2)縦振動を意識
3)弓を傾ける。4)サウンディング/ポイントの 
回転運動を活用する。とのご説明をされています。
imageこれに”弦ではなく楽器本体を鳴らす”という事を鑑み、楽器に振動を伝える最初の装置である駒の前後運動に注目します。これをより効果的に動かすために、かける作用の方向性を考えると弓を傾け、軌道に注意する合理性が理解できます。
(奥田さんがいそべさんのHPの掲示板に書いた受売りです)  
imageただ傾ける角度については、演奏姿勢毎の楽器の角度や、指盤と表板との角度、その時欲しい音色に応じた加減etc。によって、当然働きかけの角度が違ってきますから、色々あると思います。クリニックが実際に相対されてのレッスンであれば、原田さんのその時の状況にフィットする角度だったかも知れませんね。 
あと弓毛の量が増えすぎると横方向への弦の振動ロスがあるという側面があります。より効率的な弓毛の量を探ってみるのは中々奥深いです。  
image一番鳴らすのが難しい、駒そばを、ゆっくりの弓で、低い圧力で、少ない毛の量で鳴らす練習から作っていくという方法が紹介されたこともあります。色々なバリエーションで試してみては如何でしょう?そうなってくると奥田さんの仰る、よい音や表現への明確なイメージが求められるというのがまた難しいところです。(楽器の調整にも皆さん奥深く研究を進めていらっしゃいます。)
imageあと脱力はすぐ下に奥田さんの書き込みがありますね。手首の作用についての議論もあったように思います。
image左手、ポジション、尺取虫の取り方も野田さんのアドバイスがあります。尺取虫進行では手のフォルムを替えるパターンと替えないパターンがあって、無理に形を固定しなくてもよいかもしれませんが、中間点の音の位置の感覚をやしなったり、指の等間隔感、等速での移動、小指で押さえるときも他の指も弦を押さえるということを考えると最初は固定した方がよいかもしれませんね。 
imageちなみに私、欧米人並の手指で野放図に弾いていたのですが、トマムで厳しく野田さんに指導されました。左手指は中指と薬指をくっつけると思いがちですが、薬指を小指によせる意識をもつときれいに決まります。音程の石組み工法徹底と共に私の課題です。
imageチューニングはハーモニクスと弦の音程の話でしょうか? ちょっとその組み合わせも実験してみます。 
よくハーモニクスの音程が弦の音程と合わない話は聞きますが、
最近倍音の構成が変わってきたので考えなおしているところです。 
imageでは長文すいません。また色々試した結果をお教え下さい。 
私も頑張って報告します。   

163■頭が混乱 投稿者:denhiko  投稿日: 4月 9日(火)10時11分41秒
関口さん
改めてお返事ありがとうございます。
同様のことを直接レッスンを受けている師匠(奥田さんもよく知ってる)に
話したら、人によっていろいろ教え方も教わり方もあるようです。
これが絶対ということもない。でも基本というものもある。
なんだか、哲学的指導になってしまいます。
imageところで、もうひとつ大きな悩みがあります。
ふだんはチューバのB♭管を吹いてます。
従って開放というイメージは常にB♭、F、B♭、Dとなってしまい、
開放弦の音と頭が混乱してしまいます。
これは練習、慣れしかないと思います。
image原田@広島/初心者


164■よくいらっしゃいました 投稿者:みーさん  投稿日: 4月 9日(火)23時06分04秒
原田さん、会議室へようこそ。
管理人の私は掲示板にも書き込んでいる通り、へたくそなので他人へのアドバイスはなかなか出来ません。この会議室も自分自身の為の情報収集も含めていて、そんな私みたいな人達のお役に立てればと言う気持ちで会議室を開設しました。
imageある質問が思い浮かんで、それをHPの掲示板などへ書き込み、レスをもらったときに必ずその次の質問が出て来ます。普通は失礼に当たると思ってそれ以上の質問を差し控えるものです。
それでは本当に役に立ったとは思えません。この会議室は得心が行くまで何度も質問が出来ます。その意味では一般的な掲示板と異なり儀礼的な場所ではありません。
そしてここでは幸せな事に皆さんが助け合っています。どうぞ今後ともこの会議室をご利用ください。


165■フレンチ 投稿者:BEN  投稿日: 4月10日(水)09時05分31秒
どもはじめまして、BENといいます。
imageもともとエレベの出身で、ジャズベースをやっ
てます。この度、勉強も兼ねてオケへの参加を
決めたのですが、問題が発生しました。
imageそれは、ピチカートとアルコの切替です。独弓
だったのですが、ピチカートが上手くできませ
ん。さらに、アルコとの切替に時間がかかりま
す。
image仏弓を試したところ、そのあたりの問題がクリ
アできそうなのですが、今度はアルコがよくわ
かりません。
image特に右手の形がわからないのです。適当に、右
手親指と残りの指でガシッとフロッシュを挟み
込むように持っていたのですが、あるサイトを
見ると、”右手親指はフロッシュの先(弓と弦
の間の付け根?)あたりに軽くひっかっけるよ
うに”とあります。
imageどうしたら良いのでしょうか?また、教則本等
があればご紹介いただければと思います。
image恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

166■弓の置き方 投稿者:関口@無免許  投稿日: 4月10日(水)11時19分17秒
BENさん、こんにちは。  
関口@仏弓持って半年目です。  
とりあえず私の知っている範囲で//
image私もついつい力が入って弓を”持ちがち”なので、あえて”置き方”というタイトルにしました。
このHP内の”奥田治義の世界”の中の”僕の野田メソード”にてフレンチ弓奏法の説明と写真を見ることが出来ます。野田さんのHPでは”音楽”項の”Q&A”の下の方に右手の解説があります。あと磯辺さんのHPにも画像がありました。   
image基本的には右手首の力を抜いて、手をブラブラさせ”お化けぇー”てな状態にして、これを弓の上に乗せ、親指を添えるという感じです。実際の指と弓竿の接し方などは上記を読んで見て下さい。
image親指はフロッシュを”つ”の字に見たてて、書き始めの位置に添えたり、カーブしているところに添えたり、フロッシュを余して持って竿に添えたりというのが考えられますが弓のバランスや各種条件に応じて色々試してみては如何でしょう。ただ親指は伸びない様にですね。 
imageいずれにしても力が入らない様に弓を弦に置き、そこに手が乗っている感じが大切です。あと腕全体を使っていく上で、うまくそれに追随するように、そして指が自然なイコライジングをするようにというのを意識すれば、バイオリンやチェロの人の持ち方を色々見たり、それらの楽器の教則本を見てみるのも参考になると思います。   
image余談ですが、時々オールドの弓なんかで、”この弓はここに親指だあ”といわんばかりに一箇所だけすりへって竿がえぐれている弓とかあったりします。
image167■RE:弓の置き方 投稿者:BEN  投稿日: 4月11日(木)07時54分50秒
関口さん、はじめまして。
imageありがとうございました。大変参考になりましたが。。。。
image力を抜くとは、先は相当長そうです。
image168■力の抜き差し 投稿者:関口@無免許  投稿日: 4月11日(木)15時31分14秒
BENさん、こんにちは。 
imageこのやり取りの少し前に、野田さんと奥田さんが始め力が入ることにより、筋肉の使い方を覚え、以降の脱力に有効とのお話をされています。  
image実際、脱力といいつつも力を利用する局面もありますし、自分が脱力していると思っているその想像以上に省力というか力をかけない場合もあります。ここらへんは文字で説明するのが難しいので、一度野田さんに直接接してみるとよいと思います。(今夏も来日されます)  
image私もガチガチに力むタイプでして(”バカな顔して”議論参照)、仏弓に持ち替えたばかりの頃は人差し指と親指の間や親指の付け根、上腕の外側が痛かったですし(上腕はまだダルイ)、指の付け根の間接も立ちまくりでした。ただ、場数を踏んだり、えいやっと演奏会こなしたりすると結構行けるようになったりもしますので、ご心配なく。  
image私も昨夏、野田さんをドイツにお見送りしたあとは不安でいっぱいでしたが、この会議室やインスパイアしてくれる方々のおかげで、何とかよちよちやってます。でもそろそろ野田さんのレッスンをまた受けたいです。
image169■脱力 投稿者:BEN  投稿日: 4月13日(土)23時17分41秒
ども、こんにちわ。BENです。
image脱力は難しいですね。独弓を始めたときも、師匠から
右手の動きが堅いと常々注意されてました。
imageジャズのピチカートも、使う筋肉が付くと、意外に力
を使わずに音量が出るようになります(それでも、力
みますが)。
imageそれと同じ様なことなんでしょうか???
imageフレンチだと右手の動きが少なくてすむような気が
image170■脱力2 投稿者:みーさん  投稿日: 4月14日(日)18時11分31秒
BENさん、こんにちは。
>フレンチだと右手の動きが少なくてすむような気が
>します。気のせいでしょうか?
フレンチだと野田さんのHPにもありますが、自然に駒の近くを弾ける事になりますので(その理屈はリンク集から野田さんのHPに飛んで下さい)同じ応力で音量は増すと思います。
脱力について、私の師匠は弾いているそばで他人から弓を触られたら取り落としてしまう位の力しか加えていないそうです。それでも必要な時に力強い音を出します。
します。気のせいでしょうか?
image171■弓の張替え 投稿者:denhiko  投稿日: 4月24日(水)12時46分39秒
こんにちは。はらだ@初心者/広島です。
先日地元のH響のY光さんにクリニックを受け、弓の張替えを指摘され、同じくH響のIまいさんに
お願いしました。奥田さんもときどきレッスンにきてますよ。ということでした。
imageところで、弓の張替えどき、その状態というのはどんなときですか。
また新しくはりかえた弓の使い方の注意事項などありますか?
image先日、合奏練習でチューバをふいてると、そこは弦のピチカート(風)で、という指示。
そんなら、コントラバスに持ち帰るか。そのほうがはやい。
image172■弓の張替え、○○風の音 投稿者:野田一郎  投稿日: 4月26日(金)01時24分47秒
denhiko さん、今日は。野田です。
image新しい毛は弾力があり、弾性限界が高いのが、使っているうちに硬くなります。
ですから最初のうちはリアルタイムで演奏するのが難しいんです。
2日もするとある程度延びてきて使いやすくなります。
毛に松脂がなじんで弾きやすくなるのが、サルコウではかなり早いんですが、バスの松脂ではずいぶん長かったように記憶しています。
imageこの後の状態は結構無変化で続きます。
image私の場合ですと、仕事の量にもよりますが1か月から2ヶ月で急に引っ掛かりが悪くなり、楽器が鳴りにくくなります。
こうなるとそろそろ寿命で、寿命が尽きるころ、フォルテで毛が切れやすくなります。
これは鱗が取れて引っ掛かりにくくなるので、無意識に弓の圧力を増やすせいでもあります。
さらに毛が切れて減ることで1本1本への負担が増し、また毛が弓木と弦にはさまれることが増えるので、これでも切れます。
もう毛を変えるしかないんですが、中々仕事の都合でタイミングが合わないことがママあります。そうしたら松脂の量を増やすしかありませんが、すぐに落ちてしまいます。
image張り替え時に、脂の粉を(普通ヴァイオリンの松脂の粉なんですが)まぶしてくるマイスターもいます。
コントラバスのべた付く脂を使用する場合は毛同士がくっつきにくくなるので効果的ですが、サルコウ等ヴァイオリンの脂の場合は避けたほうが無難です。
松脂の粉の大きさが、鱗で削られた場合より、ナイフなどで削った松脂粉の方が大きく荒いからです。
image張り替えのあとはまだ毛が濡れているうえ、接着剤が固まっていないので、最低でも半日は毛を貼った状態で放置しておくのが良いんですが、周りの湿度、温度でも待ち時間は変わります。
ドイツだと乾燥しているので、4時間くらいで使用可能です。
image乾燥したら、毛を松脂に押し付けずに少しづつ松脂を塗っていきます。
始めのうちはあまり力を入れずに弾いて下さい。接着剤が乾いていない場合などに毛が抜けてくることがあります。
上記のように始めは延びるので弾きにくく、とかく力を入れ過ぎます。要注意です。
http://home。arcor。de/ichironoda/index.html/
image173■○○風の音 投稿者:野田一郎  投稿日: 4月26日(金)01時27分46秒
についての記述を忘れました。
image他の楽器の音質、奏法をまねることはとても良い勉強です。
さらにいろいろな奏者のまねをすると、音質、音楽の作りかたなども理解しやすくなります。
外見からまねをしたり、耳で聞いてまねをする、表情をまねる、等色々方法がありますので、お試し下さい。
image174■弓のお話 投稿者:denhiko  投稿日: 4月26日(金)09時49分49秒
image野田様
さっそくお返事ありがとうございます。
張り替えたついでに、聞こうと思っていたのに、駐車場での引渡し、受取(なんだかやばいもののような感じでした。弓ケースもちょっと見では、凶器と疑われるかも)で、客待ちのタクシーの運ちゃんも胡散臭そうにみてるし、という訳でゆっくりお話できませんでした。
image175■OlivのG線とD線 投稿者:Hiro T  投稿日: 6月 4日(火)09時46分20秒
お久しぶりです。Hiro T@野田メソードアメリカ支店です。
imageこれまで、座奏/仏弓/サルコウまでは野田メソードに従っていましたが、いよいよ一点欠けていたガット弦にも挑戦しようかと思っています。
imageここで、一つ迷っていることがあります。それは、G線とD線を何にするかということです。野田メソードなら全部Eudoxaが当たり前だ、何をいまさらと言われてしまいそうですが、まずは話を聞いて下さい。
imageまず、私はもともとJazzからベースを弾き初め、今でもJazzは大好きです(従って、ピチカートも多用します)。もちろん、クラシックも勉強中です。こちら(アメリカ)のBBSを覗いていたら、4本ともEudoxaよりも、G線とD線はOliv、A線とE線はEudoxaという組み合わせを勧める人の方が多いことに気が付きました。その理由をまとめると、Olivの方がEudoxa と比べて、特にピチカートで、所謂裸ガット弦の音、よりFatな音、よりmeatyな(芯のある?)音がするし、弓で弾いた時もnasalさ(鼻にかかった音)、harshさ(子音の耳につく粗い音)が少ないということのようです。その反面、Sustainとチューニングの安定度は、Eudoxaの方が優れているということのようです。特にOliv のA線とE線はSustainがほとんど無いので、この2本にはEudoxaが好まれているようです。私の読んだ限りでは、テンションと弓弾きの際の音の立ち上がりにはあまり差がないようです。
image何せどちらも初体験の弦ですし、私のようなアマチュアにとってはどちらも安い弦ではないので、気軽に両方試してみて決めると言う訳にはいかないので悩んでいます。実際には私程度の腕前だったら、誤差範囲の話なのかも知れませんが。。。
imageどなたか、OlivとEudoxaの両方を試された方はいらっしゃいませんか?決める際の参考にさせて頂きたいと思います。ドイツ本社にお伺いを立てると怒られそうで怖い。。。
image176■HiroTさんいらっしゃい 投稿者:みーさん  投稿日: 6月10日(月)11時51分20秒
HiroTさん、お久しぶりです、こんにちは。
先週末は耶馬溪交流会が開催され、書き込みに気付づかず、失礼しました。
>どなたか、OlivとEudoxaの両方を試された方はいらっしゃいませんか?
残念ながら私は両方は試していません。どなたかの書き込みを待ちましょう。
image>ドイツ本社にお伺いを立てると怒られそうで怖い。。。
えっ?そんな事はないと思いますよ。
imageところでHiroTさん、野田さん主催の新しいバシストMLはもうご存知ですか。
参加者名簿にHiroTさんのお名前がないのでちょっと心配していました。
URLは
http://www.egroups。co。jp/join/balck-magic?iref=0F-IlD4vndUmbBYaXT0rsEU5sOc
です。良かったらご参加を!
image177■オイドクサとオリーブ、子音 投稿者:関口@無免許  投稿日: 6月11日(火)17時01分56秒
HiroTさん、ご無沙汰しております。 
オイドクサとオブリガートの違いは、しばしば 
議論になりますが、オリーブとの違いはあまり  
話題にならなかったような気がします。  
imageドイツ本社へのお伺いはまったく問題ないと 
思います。是非、野田さんの解釈を伺いたいです。 
image以下私見を少々。(オリーブは使った事ありません) 
imageG線、D線を裸ガットにしているJAZZベーシストはよく見かけます。野田さんもG線のみコルダにしたりしていたと思います。管理、弾きにくさが気にならないようなら、裸ガットをG線に採用するのもご検討されてみては?   
imageオリーブとオイドクサの違いは、巻き線の材質の違いによる摩擦係数の違いと思われます。これにより弓が弦を捉えるときに発するアタックというか子音的要素が違うのでしょう。これがharshさ、nasalさ、で意見の分かれるところですね。 
  私の個人的体感では、楽器の裏音や豊かな倍音を遠くに飛ばしてくれる要素として、この子音は結構大切だなと思っております。(楽器そばでは最初不快気味ですが/)オイドクサのこの子音の出方は中々捨てがたいです。左手指の押さえているところで鳴るチリチリ音とか、ヒャンヒャンした音とか、かすれ感が遠くでの文字化け感を掴む上で役に立ってます。(これはベタ脂のざらざらとか、弓を空中から弦にぶつけて出るアタックとは違うのは皆さん解っていただけると思います) 
imageアメリカのBBSで書いている方々が野田メソード的感覚で議論されていればよいのですが、そば鳴りのガサガサ感だけで話しているとちょっとやっかいですね。  
image勿論、オリーブの子音のつき方が素晴らしい可能性もありますし、両者の違いは気になるところ。野田さん@ドイツ本社の出動を要請いたします。 
image以上、取り急ぎ。
あとオイドクサ/ソロ弦はさらに素晴らしいです。  
image178■オイドクサとオリーブ、子音、中古で試奏 投稿者:野田一郎  投稿日: 6月16日(日)21時04分21秒
Hiro T@野田メソードアメリカ支店さん、関口@無免許さん、こんにちは。
オイドクサとオリーヴについて書き込み作業中に、それもかなり書いてからマックがクラッシュ、それ以来気が失せてまして、レス遅くなりました。申し訳ありません。
image先ず私の(少ないながらも)経験です。
ピラストロ/オリーヴは、ガットにスチール帯の直巻きです。
全体に硬く、柔軟性がありません。
左手にかなり負担がかかります。
音は何だかごわごわした感じでした。
但し僅かな時間の上、古い弦だったので、その点を差し引いて下さい。
imageピラストロの開発順では、オリーヴが古く、オイドクサは最近の開発です。それも近年品質が劇的に向上しています。
imageアメリカのBBSでの報告に関しては、関口さんと同じ危惧を持っています。
つまり、奏者の感受性、経験、好み等が未知数なんです。
特に私の場合『nasalさ(鼻にかかった音)、harshさ(子音の耳につく粗い音)』に関してはポジティヴに考えています。
また『弓弾きの際の音の立ち上がり』も、弦の振動のみを考えているのか、楽器の裏板、ホールの空気まで神経が行っているかが問題です。
imageアメリカのBBSの話が出ましたが、中古、使い古しの弦が手に入れば安く試せますね。
image>ドイツ本社にお伺いを立てると怒られそうで怖い。。。
imageそうおっしゃらずにどんどんご連絡下さい。私は噛みつきませんから(*^_^*)
image>野田さんもG線のみコルダにしたりしていたと思います。
imageこれは実に興味深い経験でした。
一言で言えば、”裸ガットが最高”です。
しかしながら、その太さと弾きにくさから、G線のみ、うまくいってもD線とG線の2本しか使えません。
とにかく太いんです。
発音もとても難しいです。
A、Eとも巻きが帯でなく線なので、シフティングでギターのような摩擦音が発生、また弓毛が引っ掛かって上下に滑りません。
コルだとオイドクサの混成チームでは、その太さの違いから毛の弦に当たる面が一様でないので、演奏が困難です。
そして最大の問題点は、ガットの音の良さで、オイドクサが非常にこもって聞こえてしまうことです。
>楽器の裏音や豊かな倍音を遠くに飛ばしてくれる要素
中略
>(これはベタ脂のざらざらとか、弓を空中から弦にぶつけて出るアタックとは違うのは皆さん解っていただけると思います) 
image御意!
image結論としては、まあ好みの問題になってしまいますが、品質はオイドクサが数段上です。
音質、弾きやすさ、価格、耐久性、のバランスを考えると、やはりオイドクサです。
しかしながら(くどくなりますが)、最終的にはやはり好みと楽器との相性が大事ですから、何とか中古を手に入れて試されることをお奨めします。
http://home。arcor。de/ichironoda/index.html/
image179■オイドクサとオリーブ 投稿者:Hiro T  投稿日: 6月18日(火)06時24分04秒
みーさん、関口さん、そして尊師野田さん、こんにちは。
ご意見をありがとうございます。
image>アメリカのBBSで書いている方々が野田メソード的感覚で議論され
>ていればよいのですが、。。。
これは、まず無理ではないかと思います。クラシック奏者の中にはこの感覚が理解出来る方がいるとは思いますが。。。
image>中古、使い古しの弦が手に入れば安く試せますね。
BBSやオークションサイト等を定期的に覗いているのですが、オイドクサやオリーブはまず出てきません。
今使っている弦はオークションサイトで格安で手に入れたものです。実はeBayで袋にはっきりと”Eudoxa”と印刷されている弦を見つけ、今の弦と思って競り落とし、シメシメと喜んでいたら、届いてビックリ!昔の”Eudoxa”で、今でいうオリジナル/フラット/クローム/スチール弦(ですよね、野田さん?)だったという訳です。でも、気に入って使ってきたので、ラッキーだったことに変わりはありませんが。。。
imageやはり、ここは野田メソードに従って、4本ともオイドクサ(米語読みだとユードクサに近い)をオーダーすることにします。
image皆さん、アドバイスをありがとうございました。
使用感等はまた、報告させて頂きます。
image180■楽器への取り付け 投稿者:みーさん  投稿日: 6月18日(火)20時15分01秒
HiroTさん、オークションサイトを覗いておられるのですね。Yahooなら質問コーナーがあって商品に関する疑問に出品者が答えてくれるのですが、(疑問にちゃんと答えない出品者の商品は買えませんね)アメリカはどうなんでしょう。
imageオイドクサを初めて使うときは勝手が違って太いのでびっくりします。私が最初に使ったのは野田さんに出会う前で確信が持てなかったので直ぐに外してしまいました。その後に再度取り付けましたが慣れるのに半年くらい掛かってしまいました。
imageあ、太さに合わせて溝を掘る事をお忘れなく。自分でやるなら1〜2ヶ月掛けて試奏しながら溝を少しずつ掘り進めますが、繰り返すと弦倉のところで巻きが甘くなり切れやすくなりますから完全に緩めてしまわず駒上で一本ずつ隣の弦まで引っ張っていって一箇所ずつ掘ります。ともあれそんな事で最初のセットは寿命が短いと思います。糸巻きに当たる部分は医療用テープで保護してから巻いて置くと良いかもしれません。(このアイデアはISBJ仕込み)
image181■楽器への取り付け、気をつけます 投稿者:Hiro T  投稿日: 6月19日(水)02時18分40秒
みーさん、貴重なアドバイスありがとうございます。
image実は、これまでの皆さんの話から、オイドクサはかなりデリケートな弦のようなので、なかなか踏み切れないでいたんです。でも、楽器をいじるのは好きなので(そんな暇があったら練習しろと言われそうですが。。。)ボチボチやっていきます。今の駒もこちらで活躍されているバイオリン製作者の渡辺恭三氏に教わって、自分で削って交換したものです。ナットの加工は初めてなので、疑問が湧いたらまた質問します。
imageところで、Balck-magicの方でちょっと聞きたいこともありましたし、下記の投稿もアップしておこうと思っていたのですが、投稿ボタンをクリックすると、
”アクセスが拒否されました。
お使いのメールアドレスへの配信に失敗しました。メールボックスの容量オーバーなどが原因として考えられます。ご確認の上、再度アクセスしてください。”
と出てしまい、投稿できません。どなたか同じ経験をした方がいらっしゃれば、解決法をご教授下さい。

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