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バス椅子

■師 投稿者:みーさん  投稿日: 3月17日(土)17時15分19秒
関口さん、皆さん、こんにちは。
13日のバス親父さんと私の書き込みを別にすれば、会議室には約半月のブランクがありました。その前に沢山の書き込みが一遍にありましたから、皆さんお互いの発言を読み返す為の必要な時間だったと思います。皆さんどうぞ会議室の繰り下がってしまったページもご覧下さい。
imageときどき雑記に書いた楽器のコントロールと書道の筆使いとの関連、関口さんご案内のスポーツ競技の体の使い方との関連、共通項が意外な世界で沢山あるようで、世の中はみんな"師"ですね。テーマさえ持っていれば本当の初心者の弾き方からも何かを学ぶことが出来ます。
imageところでバス椅子、先日3センチばかり脚を切りましたが、足を床に下ろしてみるとやっぱり安定感は違いますね。で、今度はそれを与件として考えると更に椅子の脚を切らねばなりません。私は折畳バス椅子をブラッシュアップしてゆく路線を取り続けるつもりですから(他の方法をとるには良い事が多すぎると思いますが、一度奥田さんとお会いした時にその椅子に座って見てその良い所を取り入れる余地も残します)もうしばらく今のままでやってみてから、どれ位縮めればよいかを考えます。今は雑誌を重ねて両足の下へ置いて検討している所です。
image155■バス椅子 投稿者:奥田@広島  投稿日: 2月 7日(木)13時05分52秒
>Hiro Tさん
バス椅子画像拝見しました。
随所に工夫が見られますね。Hiro Tさんも工作好きとお見受けしました。
imageさて、僕も新平台”演奏台2号”の製作が終わりました。
運搬用の台車も新しく作り直しました。
その内みーさんにお願いして写真のアップをお願いすることになりますが、
演奏台2号の新調に合わせてバス椅子も軽いものに買い換えました。
全体で約7キロの軽量化に成功したんですが、そこで新発見!
演奏台が軽くなると、椅子も軽くしたほうが音質、レスポンスには良いようです。
理由は全くわかりませんが、両者の重量バランスが取れないとダメみたいです。
image思いつきですが、重いロケットは軽い発射台からは上手く飛ばないということでしょうか。
image182■座奏.立奏について教えてください 投稿者:三澤 投稿日: 7月 9日(火)10時44分21秒
はじめまして。フレンチ転向2年目の三澤と申します。
初心者で基本的なことを教えて頂きたいのですが。私としては野田さんの奏法を基本に
演奏を心がけておりますが、個人的には座奏ではなく立奏を好んでおります。
理由は座奏の場合どうしても腰から上で弾いている感覚が有り、野球のバッティングでいえば座って玉を打つ感じがします。
以前にバイオリンの奏法で習い覚えた、足の踏ん張りや床を足裏が押す感覚を意識してボウイング心がけているのですが、専門的なご意見をおうかがいします。
また、楽器の構え方ですが、私の場合は両肩のラインに対して楽器のラインが50度くらいで弾いております。理由は骨格的に腕の関節の位置は肩のラインに対して直角方向に前後する位置で繋がっていることから、脱力して自然に肩を下げてゆっくり歩く感覚でボウイングすると、楽器の向きもやや縦方向に構えるのが自然に思えております。合わせてご意見をおうかがい出来ればと思います。
image183■座奏について 投稿者:金子@茨城北営業所 投稿日: 7月10日(水)17時25分36秒
三澤さん、はじめまして。金子と申します。
imageなぜ私が座奏にしているのかといえば、体が楽だからです。確かに、
立って弾いたほうが体の自由度が増す感じがしますが(どこかで野田さんも
書いてらしたと思いますが)その自由さは体と楽器との関係を一定に保つ
ためにほとんど費やされてしまいます。座奏だと一見不自由に見えますが
脱力しやすいために逆に自由度が増します。具体的には、立って弾くと
サードポジションで親指を使えません。
image楽器の構えですが、楽器に対して真後ろからでなく右斜め後ろから
接している感じなんでしょうか?そうすると、E線とかH線が
弾きづらくありませんか?
image184■座奏について 投稿者:三澤  投稿日: 7月11日(木)11時54分09秒
金子さん、ありがとうございます。私もオーケストラで演奏する時はもちろんイスを使っています。ただ、楽器のエンドピンの長さを調整したり、イスの高さを調整してもなかなかしっくりこないのが実状なのです。身体ががカタイということも原因かもしれませんが。
野田さんご推奨の専用台を用意すれば良いと思うのですが、残念ながらなかなか持ち運びや場所の問題で踏み切れません。
そんな訳で、疲れますが自宅や少人数のアンサンブルでは立奏をしているのです。
座奏は確かに楽器の保持ということでは膝で保持出来るので安定しますね。左手も脱力出来ますし、親指も使えます。ただどうしても楽器の角度はやや右斜め後ろから接する感じになってしまうのです。E線は弾きにくくは無いのですが、チェロのようにからだと平行に楽器を構えるとG線が遠くなって肩が前に出て力が入ってしまうのです。
 また、右腕のボウイングは肩のラインにに対して左右よりも、前後の動きが骨格的に自然のような気がしている、という事もあるのですが。
image やはり、座奏専用台又は専用イスを用意して座奏に慣れるしか無いのでしょうか。
金子@茨城北営業所 さん丁寧なアドバイスありがとうございました。
とても参考になりました。
image185■座奏、自然体、中心軸 投稿者:関口@無免許 投稿日: 7月11日(木)14時33分36秒
三澤さん、はじめまして。 
野田さんは今、西日本を指導行脚されてます。 
imageもしお住まいが首都圏なら野田さんの代々木のセミナーを覗いてみては如何ですか?7/19〜21で、一日だけとか、聴講だけとかも可です。コンサートも7/25に東京であります。 
imageまあ”いい音”が出て、自由に表現が出来て、健康を害さなければ、立っても座ってもよいのですが、座奏しているものとして感じることを少々。 
image私も専用平台を持たないので、通常のバスイスでは色々制約が多く、苦労しております。 
座奏のメリットとして感じていることの一つ目は、下半身が充実し、上半身が柔らかい、自然体の構えが取りやすいことです。どかっと座ることで、丹田に意識が入り、上半身が腰の上にポンと乗っかっているような感覚が作りやすいです。私もまだ上半身ガチガチなのですが、肩の平行や下げた状態を保ちやすいです。両足がべったり付けられれば尚よいです。(時々ブラブラさせてみるのも試したりしてますが) 
imageもう一つは中心軸です。上記のような自然体が感じられると、体の中心軸が意識されます。チェロのような座奏だと(若干は右に傾いています)、体の軸線と楽器の中心線が非常に近くなります。野田さんの解説だと、顔の真下に駒のやや上の中央が来る様に、ネックが左耳のすぐ後ろを通る様に、とのことです。これだと演奏作業の大半が、顔の幅程度の体の中心で行われ、体の軸+楽器の中心が、顔の幅+αの一つの振動体として意識できる時があります。(まだ、かなり調子のいいときに稀にデスが) 
imageおそらく(一般的)立奏や(一般的)座奏だと、骨盤の左のくぼみあたりに楽器をつけますので、やや軸がずれます。あと体にねじれも生じやすいのでは? 
imageG線演奏時にやや肩が前に出る事を気にされておりましたが、野田さん曰く、上半身の”前傾””左右のひねり””左右の傾き”のどれか一つなら問題無いということです。このうち2つの動きをしながら力をかけると体を壊します。との事です。 
image三澤さんはバイオリンをやってらしたのですか?習ったという足の感覚とかもよかったら、この掲示板でご披露ください。参考になりそうです。  
imageバイオリンの巨匠とかドイツの伝統的なチェリストとかの体の軸と重心異動の使い方のうまさは、見ていてとても参考になります。あとオーケストラのバイオリン奏者とかを見ていると右足の決まらない(遊んじゃってる)人が多いですね。これがビシットしていると”オオッ”と思います。
image186■三澤さんいらっしゃい 投稿者:みーさん 投稿日: 7月11日(木)16時07分25秒
三澤さん、いらっしゃい。初めまして。
月曜火曜と野田さんが当地にみえて、ついうっかりと書き込みを見過ごしておりました。申し訳ありません.9日夜なら我が家で野田さんから直接レスを打ち込んで貰えたのにと残念です。(酔っ払っていて不可能だったか?)
そして金子さん、適切なレスをありがとうございました。
三澤さん、この会議室は初心者の私に代わって皆さんもお互いに討議に加わって頂ける嬉しい会議室です。私には上手なレスを付けるキャリアがありません。
imageしかし私なりにお答えします。私のフレンチ歴は三澤さんと余り変わりませんから割り引いてお読み下さいね。(バス椅子歴だけなら野田さんを上回っているそうです、これ一寸自慢です)
image奏法は個人の体や感覚で一人一人皆微妙に違うと思いますし、私自身構え方は少しずつ変化しています。何か問題を感じた時にそれを解決するために姿勢や角度を変えてみます。椅子の仕様も変えます。”絶対”はあり得ないと思いますが、しかし”最大公約数”はおのずとあるような気がします。
>座奏の場合…座って玉を打つ感じがします。
よく解ります。つまり下半身が安定しないという事ですね。これへの対策は幾つかあると思います。
image1) 椅子は体に馴染むものか。
ここの”資料展示室”のバス椅子博覧会場にあるバス椅子例でもお判りのように皆さんご自分で工夫をしておられますが、椅子の形状、座面の高さ等は自分に合わせて少しずつ改良してゆくしかありません。椅子は大変重要なパーツ(楽器の次に、そして弓よりも)です。昨晩は自分の椅子の脚を55ミリ切りました。私の座面の幅は30センチで、それは尻の為には十分ですがわずかに触れる太ももの外側を支えては呉れません。そしてそれは下半身の安定の為にかなり重要だと判りました。これは使ってから解ることです。私は平台を使いませんが、それは個人的に平台のデメリットが重要に思えているからです。平台を使う方は私の椅子のデメリットを重要に思っておられる筈です。
>足の踏ん張りや床を足裏が押す感覚を意識して
椅子を使う皆さんや私はまさにそれを、椅子を使った上で求めて行っているのです。金子さんが言われるように”座奏が楽である”メリットを生かしつつ、そのデメリットを解消する努力を皆さんしておられるのです。
image2) 楽器と体のなす角度
>楽器の構え方ですが、私の場合は両肩のラインに対して楽器のラインが
>50度くらいで弾いております。
理想はチェロのように楽器を上半身全体で包み込む形ではないかと思います。
それが出来れば心理的にも一体感が生まれると思います。立奏では楽器が独立した存在のように、対立した存在のように感じます。(立奏だけしている方は勿論そんな考えではないでしょう)
奏法のいずれを問わず、残念ながら一体感を持つにはちょっと楽器が大きいですね。しかし”よりそれに近づく”為の工夫には座奏のほうが有利だと思います。楽器を寝せる角度/体との相対的な高さ(エンドピンの出し方)もあると思います。仰るように平面的断面図を描けば楽器は右を向き体は左を向きますね。これは仕方ないとして、その範囲内で出来るだけ右肩を前にせり出さなくて済む構えを追求してゆきたいと思っています。そしてフレンチはその助けになりますし、楽器を寝せるのもその助けになると思います。
>チェロのようにからだと平行に楽器を構えるとG線が遠くなって
これを少しでも解決する糸口になるのが楽器の寝せ方ではないかと思います。
image3) 膝の使い方
楽器を支える為に両膝をどう使うか。これは試行錯誤中でアドバイスは出来ません。体と楽器の位置関係で微妙に違ってくると思います。今のところ私は右ひざの内側で楽器の下のふくらみの角(先端)に触り、左膝は足を少し引いて半月板(膝の先端)で楽器のくびれの少し内側に当てています。
image4) 楽器の裏板上部と表板の距離(厚さ)
ここの厚みが少ないと座奏に大変有利になると思います。ネック底部が胸に当たる角度が柔らかくなるからです。ラウンドバックの楽器は一般的に上部が厚いままですが、フラットバックのものは肩で角度がついていて急に薄くなっているので座奏に有利だと思っています。この度注文した楽器は、その通りに作ってくれていれば上部が薄くなっている筈です。
image以上厚かましくも私の考えを披瀝させて頂きました。後は皆さんが補足なり訂正をして頂けると思います。違った発想から正反対のお考えもあると思います。どうぞ書き込みをお願いします。
image187■あっ 投稿者:みーさん  投稿日: 7月11日(木)16時08分51秒
私がwordに向かって投稿を書いているうちに関口さんが書き込みをして下さいました。
ありがとうございます。これから関口さんの投稿を読みます。
image188■ありがとうございました 投稿者:三澤 投稿日: 7月12日(金)01時02分01秒
金子さん、関口さん、みーさん  本当にありがとうございます。いろいろな見地から奏法のアドバイスを頂き嬉しい限りです。実際立奏にしても座奏にしても、自分なりにいろいろ試行錯誤している状態で自分のスタイルが決まらない事にいらいらしているところなのです。
でも、アドバイスを頂いたみなさんも日々試行錯誤されている事にややホットしました。(失礼//)
 みなさんのご意見を参考に、また自分なりに試行錯誤してみます。
 それからバイオリンで習い覚えた足裏の。。。の事ですが。
実は私のコントラバス歴の中で5年ほどブランクがありその間に、バイオリン、ビオラ、フルートを弾いていた事があります。今思うとばかばかしいのですが、弦楽合奏で1人でコントラバスを弾いている時に、突然でかくて.重くて.弾きにくいコントラバスを弾くことが嫌になってしまって、ついに楽器も手放してしまい。反動で小さな楽器を始めた次第なのです。
そのときの、バイオリンの古沢 巌さんの奏法を解説した文章がとても参考になりました。
そのままの文章ではありませんがおよそこんな感じです。
”武道で頭上から両手で刀を振り下ろす時に、足を踏みだす、その反動で自然に腕が振り下ろされてくる、。。。足裏を意識して体重を足裏にかけると反発する力で床が足裏を押す。。。
その力が骨格と繋がった関節で背骨に伝わり腕が自然に押し出される。。。こんなイメージで
ボウイングをする。。。大切なのは関節が繋がっていて小さな動きでもそれぞれの身体の動きに関連性がある。。。腕と手の関節の位置と動きの方向を意識する。。。身体の骨格で楽器の振動を受けて身体を共鳴させる//”
 およそこんな内容の文章だったと思います。意味分かりますか?
 私自身が未消化なのですが、現在野田さんの奏法を参考にさせて頂きながら、私なりにこのような事も意識して演奏しております。
 ちなみに弦はパーネント/黒毛カーボンフレンチ/松ヤニはピアストロ オリーブです。
 エンドピンは真鍮15ミリ丸棒。楽器は1942年チェコ J。B HERCLIK という4 弦楽器を使用しております。
image 今後ともよろしくお願いします。
image189■追加です。 投稿者:金子@茨城北営業所 投稿日: 7月12日(金)11時28分38秒
追加です。
私の経験だと、立奏でも座奏でもできるだけ楽器の真後ろから構えるようにしたほうが腕の重さが各弦に均等に乗る感じがします。”どの弦も同じ重さで弾ける感じ”です。ただし、立奏でも座奏でもG線がとても遠く感じます。これが難点です。
image座奏の方が有利である証明として、”2オクターブのグリッサンド上下”があります。立奏でもG線ならできるかもしれない。上手な人はD線でもできるかもしれない。でも、ある程度以上のスピードでは不可能です。これが座奏だとスムーズなのです。つまり、ノーマルポジションとハイポジションで体と楽器の関係が変わらないのです。変わるのは主に肘の角度だけなのです。これを覚えて慣れてしまうと立奏には戻れません。なので、大変な思いをしながら楽器と椅子を抱えて運んでいるわけです_
image204■4号バス椅子 投稿者:野田一郎  投稿日:12月 2日(月)19時36分35秒
imageみーさん、こんにちは。
遅ればせながら4号バス椅子の完成、おめでとうございます。
早く実際に使ってみたいところです。
image以下気が付いた点です。検討していただけますか?
image1)座面の前端線が、前脚を結ぶラインよりかなり後退しているが、前に出したほうが、脚(奏者の)が椅子の脚に触らないのではないか?
image2)座面をあそこまで厚いクッションで覆う意味があるかどうか?
厚手の木の板にタオル地を何重にも重ねて雑巾のように縫い付けてクッション材にするだけで充分と考えます。クッションが厚く安定感に欠けると音に影響します。
image3)楽器を構えた際の側面図からすると、エンドピンをもっと短くしても大丈夫そうですし、その方が弦が体に近づきます。
エンドピンはなるべく短く、そしてゴムをかぶせると音が良いと思われます。
image4)今回はサイド板(脚)をネジ止めに変更されたんですね。
ネジの一点で支えるのでどうしても椅子の横方向の安定性に欠けると考えます。
みーさんの記述でも2センチからの揺れがあるそうですが。
image5)椅子の幅を大きく取ることはみーさんが書かれた、心理的、生理的に加えて、物理的、音響的にも良い影響があると考えます。
image以上、4号バス椅子画より洗練されて5号に引き継がれることを願っています。
http://home。arcor。de/ichironoda/index.html/
image205■re4号バス椅子 その1 投稿者:みーさん 投稿日:12月 4日(水)13時06分09秒
image野田さん、こんばんは。 (と言いつつ、もう遅いのでUPは明日読み返してからにします。三日掛かりのレスになりました)
imageご批評ありがとうございました。 ご指摘について自分で改めて考え、椅子を眺め、そして座ってからのレスです。
image1) 脚より座面が6.5センチ後退しているのは解体した際にそれを小さい荷物にまとめる為でした。 畳んだ脚の間に座面が収まります。
しかし使ってみると図らずも椅子の脚に両足を外から支えて貰っているという効果が出ました。これまでも私の両膝はあまり広げない方が気持ちよく弾けるのですが、(左膝をもう一つの魂柱と考える野田さんにも影響を受けています)脚に外から支えて貰っている為に内転筋(太ももの内側の筋肉)を締めておく必要がなくなります。 バシスト控室の小文”第4号バス椅子”の最後にも書いたのですが、むしろもう少しせり出させた方が良いとさえ思ったのです。足が椅子の脚に触れている部位はA)くるぶしの下ちょっと前方 B)脛外側の下から1/3あたり。 そして最後にC)座面の横でせり上がっている縁がふとももに触れています。
image2) について、クッションは厚く見えますが、実は乗せる体重を受け止めて跳ね返すクッションとしての機能は見掛けほどにはありません。 本文で書かなかった詳細をご説明しますと、一番下の10センチ厚の壁用高密度断熱材はじわっと体重を受け止めますが、静かにそれに耐えてくれて無駄な動きをしません。だからこそこの材料を使ったのです。その代わりチクチクしてきますからガーゼ状の布でしっかりくるんでやります。用途外使用による経時変化でどうなって行くのかは不明ですが初期性能から言えばなかなか良いものです。是非お試しください。その上に重ねた8センチのクッションはわざと安物にしました。これは体重を掛けると主張も何もなく限りなくぺちゃんこになります。 そして一番上が全体の形を整えるための堅目パンチカーペットで、これら全体の厚さは、袋の底布を挟んでクッションの形を下から整える薄いベニア板2枚を併せれば9センチです。当然袋によって寸法は押さえ込まれています。 で、何故見掛けをこんなにふわふわにしたかと言うと、休憩時間にクッションの上に寝せ掛ける楽器が、張り出した脚に触れて傷んでしまわない為です。体重を掛ければ薄くなるけど楽器の重さではある程度ふわふわのまま、というのがこのクッション構造の目指すところだったのです。想定に反して楽器の重さにさえ十分抵抗してくれませんでしたが、尻のすわりは良い方だと思います。楽器が触れる脚上部には仕方なく別に緩衝材を貼り付けました。 クッションをこれにするまでは家の座布団の中綿(布の加工工場から出る綿埃を集めたような)を使う計画でしたが、試用してみると良くなかったのです。 座布団ひとつ無駄にしました。
image又、第3号ではクッションに厚いマイヤー毛布の4枚重ねを使いました。 初期性能はとても良かったのですが、二年間使ううちに弾力性が不足して来て、尻の肉の薄い私としてはつらくなってしまいました。 思うに薄目の材料でクッションを仕上げるならその下に別の固めの緩衝材を敷くと良いのではないだろうかと思います。
image206■re4号バス椅子 その2 投稿者:みーさん 投稿日:12月 4日(水)13時08分20秒
image書き込み量が多すぎて一度で受け付けてもらえませんでした。
この下のre4号バス椅子 その1 から先にお読みください。これは その1の続きです。
image3)ですが、エンドピンにゴムキャップをかぶせる方が良い音がすることについて、これは野田さんの掲示板でも話題になりかけましたが、それ以来ずっと気になっているのです。 理由を考えてみるのですが_解りません。ステージ床の質量がエンドピンの振動を押さえ込み、それが楽器の振動を押さえ込むのでしょうか。とすると弾きにくさを除外して考えれば音響的に床と絶縁した方が(例えばクッションに乗せて弾くとか、エンドピンを固めのコイルスプリング状のものに変えるとか)良い結果が出るのでしょうか。 また、音響的にも出来るだけ絶縁したほうが良いのなら、他の与件が一定ならばエンドピンは長いほうが目的に適うような気もします。私のエンドピンに関する思考実験とも大きく関わって来るので是非その意味するものを知りたいのです。お願いします。
image4)については、作り始めてから接合方式を”腰掛けあり継ぎ”方式からボルトナットへ急遽変更してしまいました。理由は小文で述べたとおりです。
揺れ(変形)についてですが、部品同士はネジの一点で固定されるのではありません。ネジを締めることによって”面”で止まることになります。 この椅子の例で言えば約23センチ*6センチの面接触の効果が出ます。縦も横寸法も十分に大きければ安定しますが、只問題は上下接触幅の6センチでした。 設計当初からこの接合方式にするのなら9センチ程度の接触幅へ、つまり座面パーツ両横板の上下幅をしっかり取ることが必要でした。それによって横揺れを防ぐことが出来たと思います。
勿論もっと有効な構造は後ろ脚同士を筋交いで止め合うことであるのは違いありません。
imageいずれにせよ、椅子は座奏する皆さん共通の悩みだろうと思います。市販品が体と奏法にぴったり、というラッキーな人が果たしているでしょうか。 ”バス椅子博覧会場”を設置したのも皆さんも私と同じように苦労をしておられるという思いから、お互いの情報を持ち寄って助け合う事を目的にしたのです。
image■バス椅子/足置台(Ver1.00)完成 
投稿者:本多 投稿日: 1月26日(日)18時29分26秒
image皆様、三好様、はじめまして。本多と申します(黒魔術団名は好好(ハウハウ)です)。
imageバス椅子/足置台(Ver1.00)完成しました。当初は業者に頼んで作ってもらうつもりでしたが、三好様のサイトで皆さんが試行錯誤されているのを見て、自作したほうが面白いのでないかと思った次第です。実際、非常に楽しかった。
image作成要領は、
1)ピアノ椅子(幅広/高さ調整可)を買ってきて、脚の部分を長いものにつけ代える
Aコンパクトな足置き台(幅800mm×高さ110mm×奥行き300mm)を作成(持ち運びが容易)
と至って簡単ですが、これで充分な機能が備わっていると思います。
image1)だけで使用すれば、足を地に付けた奏法も可能です。
image製作コンセプトは運びやすいものを如何に簡単にそして独自のものを作るかでした。(三好様、画像ファイルが手もとにあるのでご迷惑でなければ是非ともご覧いただければと思います)
image足置き台を椅子と独立させることで演奏中に何かの拍子で動くことが懸念されましたが、地面との接着面にフェルトを貼り付けることで対応しました。
imageエンドピンレストも同様の趣旨で作成中ですので、別の機会に報告いたします。
image■祝バス椅子完成 
投稿者:みーさん投稿日: 1月26日(日)21時59分02秒
image本多さん、初めまして、いらっしゃい。
>自作したほうが面白いのでないかと
自作される方は、その楽しみがあって音楽とは又別の面白さですよね。
image>ピアノ椅子(幅広/高さ調整可)を買ってきて、脚の部分を長いものにつけ代える
このピアノ椅子を改造という試みをされたのは私の知る限り本多さんが初めてですね。
image>ご迷惑でなければ是非ともご覧いただければと
ありがとうございます。是非博覧会場へ展示させて下さい。閲覧者の皆さんのご参考にご提供頂くのは嬉しいことです。判り易くするために画像を何枚かと苦労話も含めたコメントをしっかり頂けると有難いです。画像は余り圧縮し過ぎない程度でお願いします。こちらで必要と思うほど圧縮します。
>エンドピンレストも同様の趣旨で作成中
これも嬉しいです。私は今日思いついて魂柱そのものを加工して作りました。よさそうです。
image

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