| 玄関 | | | 管理人室 | | | 音楽ホール | | | バシスト控室 | | | 合奏団控室 | | | 工房 | | | ギャラリー | | | 奥田治義の世界 | | | 遮音室 | | | 娯楽室 | | | ロビー |
トップページ>工房>コントラバス奏者の工作室>コントラバス椅子の製作>このページ第三号バス椅子 その1■ バス椅子の変遷その2これまで二回製作し,細かい改良を加えて使ってきたバス椅子の,多分最後になるであろう三作目の設計図を渡しておいた木工房から出来あがったと連絡が入り,十月末第三号バス椅子が手に入った. バス椅子図面
これまでの椅子生活十六年間の集大成である.受け取ってから自分で木工以外の加工をして十一月完成させた. 形状 第二号との比較写真. 使い方の違いが姿に表れている.右の第二号は片尻を乗せて使用する為に設計した(最終的にはこれに両尻を下ろした). 第二号の黒いベルトは運搬時に譜面台を畳んでくくりつけるマジックテープ.第三号では硬いマジックテープを裏の補強横桟に取り付け,見掛けもスマートになった.第二号の開脚固定金具は信頼性に乏しかったが,第三号の渡り棒”あり掛け”方式は確実に開脚を固定出来る. 寸法 外形はより低く より安定感を求めて, 座面は高さ66センチ,横幅40センチ,四方転び(相撲小屋の柱の様に裾が四方に張り出す形状)の脚部底面寸法は前後40センチ横37センチ,足を置くステップの高さは床から17センチとした.
*
開脚時の固定 木工房の主人は,支点を中心に 円を描いてはまり込む<腰掛あり継ぎ>がうまく嵌合するか心配していた.通常この継ぎ手は上から垂直に叩き込むだけだからだ.その心配を押し切って作ってもらったが,彼の木工技術もあって完璧. 折り畳んだ前脚が 運搬する時勝手に広がらない為には,ホッチキスで止めたマジックテープを使って脚先を止め合う.
*
座面 この皮の張り方は,古いマイヤー毛布を4枚重ねて座面の寸法に切ったものを座面に置き,その上にバックスキンを被せて,更にコンクリートブロックを3枚上から重石に置いた後,座面四方に垂れ下がる皮の裾を取り敢えず普通の釘で皮を引っ張りながら渋く仮止めし,その上に細目の皮ベルトを座面の裾に鉢巻状に当て,銅製の小さい傘鋲で2センチ間隔に,仮釘を抜いては打ちこんで行った.バックスキンの端は折り込まず,ピンキング鋏(ギザギザに切れる鋏)で切りっぱなしにした.この方が作業が簡単だ.座面の皮は重石のお陰でピンと張ることが出来た.銅製の傘鋲は柔らかくて打ち込み難かった.雰囲気は少し落ちるが鉄製の傘鋲も市販されている. このような皮張りをするのは初めてで全ては自己流だが,どうやら形になったようだ. 中綿は以前のタイプではウレタンを入れたが,座り心地の改善の為このたび毛布を重ねて使ってみたのは正解だった.ウレタンは見かけはふっくらだが,体重をかけると下地の板が尻に解るくらいに押しつぶされてしまう.毛布を入れると見かけは左程脹らんでいないので座りごこちが悪そうだが,実際は柔らかくて疲れない. 尚このたび,ステップにもカーペットを寸法に切って接着剤で貼り付けた.理由は靴の為ではなく,楽器を寄りかからせる際ステップの先端が楽器の裏板に接触するので,傷つくのを防ぐ為.このアイデアは座面にバックスキンを張る前に考え付いたので,その色とバックスキンの色がちぐはぐになってしまったのは残念だった.強力な接着剤を使ったので,もうどうしようもない.
*
軽量化 2001/1/1 |