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第2号コントラバスキャリーカート
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コントラバスキャリーカートの第2作目。
作るきっかけになったのは、イーサプライという会社のキャリーカートをネットで発見して、これは使えそうだと思ったから。それが手元に届いてからしばらくあれこれ構造を考えた後に作業に取り掛かった。先にイーサプライのHPからアルミキャリーカートの画像をご紹介しておく。折り畳めば6センチという薄さ、しかも大半径の車輪という触れ込みは魅力十分だった。
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次にお見せするのは上記画像のカートから作った完成品。製作コンセプトは、1)重心を低くして楽器を運搬しやすく、2)楽器の脱着が簡単で、3)立たせた時の安定感があり、4)カートを畳んだ時の厚さが6センチと薄い特徴を生かして、バスを飛行機に乗せるときにカートは簡単な分解をして航空会社が用意するバスケースに楽器と一緒に入れる事が出来る、というもの。
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次は合成写真だが、カートに楽器を乗せた様子。
前作で使ったベルトは3本、なのに今回は1本だけにした。それを可能にしたのは、エンドピン差し込み口の突起をカートの楽器受け台にあけた穴に差し込んで固定するという構造による(後述)。長距離を転がして運搬する際には、用心のために裏側から見た画像(右端)のように楽器カバーのベルトをキャリーカートのアームに咬み込ませる。
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カートの楽器受け台製作の様子。板はパイン集成材で軽く作る為に厚さは1センチの薄板にした。受け台は楽器底のアールに合わせて丸みを持たせた。その上で、楽器底のエンドピン差し込み口突起が受け台につかえてしまわないように隙間を作り、その隙間にエンドピンレスト及びエンドピンを収納させるのだが、微妙なぎりぎり寸法にする為に側板製作を2度失敗した。
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木製部品はこれですべて。材質が異なる木があるので、塗料の吸い込みを揃える為に塗装下地に”とのこ”を塗った直後。
1)は楽器受け台、2)はエンドピンレストの下半分だが、1)の受け台上に乗せてから楽器底のエンドピン差し込み口を受けて固定する為の穴があけてある。3)はエンドピンレストの上半分。このようにこのエンドピンレストは上下2部品から成る。4)と5)は楽器の上半分を固定するベルトを受け止める腕木。
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塗装を終え、完成してカートにボルト止めした楽器受け台。左は中の隙間にエンドピンと松ヤニ拭き取り布を入れている。右はエンドピンレストの下半分をフタのようにセットした画像。
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左は楽器受け台のフタとしても使うエンドピンレストの下側部品。中央の穴に楽器底のエンドピン受けの突起を差し込めば運搬時に楽器を固定出来る。ステージ床に接する裏側にはもちろん滑り止めマットを接着している。右は既にご紹介している第6号エンドピンレストレストに良く似ているが、キャリーカートに収まるように作った新しいエンドピンレストの上側部品。この裏にもマジックテープを貼っているので乗せれば一体になる。
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エンドピン受け台の裏に貼った滑り止めシート。自動車用品店にある
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運搬仕様のエンドピン。通常の金属エンドピンならピンを収めても少し突き出しているので上の画像のエンドピン受け穴に収まって楽器がキャリーから飛び出ることがないと思うが、運搬の為に楽器から自作の木製エンドピンを抜いてしまうと穴への引っ掛かりが僅かしかない。そこでボツにしていた木製エンドピンを短く切って運搬時に差し込んで楽器がキャリーから抜けないように用心した。
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エンドピンレストとして使う時の様子。下側部品は一辺が25センチで、しかもフタとして使う為に四隅の斜めカットをしていないので床への吸い付きはとても安定して工合がよい。又従来品よりは紫檀板を広くしたのも良かった。
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上側部品の接近画像。この部品を収納する場所のサイズに合わせて微妙に寸法を決めた。斜めにのこぎりで切るのは難しいと思われるかも知れないが、ガイドになる木片をクランプで締め付けて切れば容易
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その収納場所(楽器受け台横の端部)に納めたところ。エンドピンをせき止める土手上部を斜めに削いだ理由がこれでお判りだろうか。この収納場所にはフタがないが、受け台に接着したマジックテープで留めるのでフタは不要と考えた。画像上部には楽器を受け止める板の横面が見えるが、ここには楽器を痛めないようウレタンゴム板とカーペットを重ねてそれぞれ両面テープで接着している。
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このバスキャリーカートは簡単にここまで分解出来る。
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このカートの荷物台はアルミ鋳物なので、ここでかなりの重量を喰ってしまう。ビス穴は簡単にあけられた。ここで使ったビスは8ミリ径。道具を使わなくても取り外し出来るように蝶ねじで締める。
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前作の反省からベルトを短くする為に腕木を取り付けた。この板も厚さ1センチなのでヒンジのビスをしっかり止める為に小さい添え木を接着した。楽器側面を受け止める方式の腕木のお陰で楽器を安定して固定出来る。
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黒くて太いパイプは握りバーではあるのだが、実はワゴンに積み込む際に荷台床面を滑らせる為のスキー板であり、それと同時に仰向けにした時にスクロールを浮かせておくスペーサーの役目を負っている。さるDIY店でこの矢崎イレクターと言う商品を見付けた時にはこんな目的に願ったり叶ったりなのに驚いた。この仕掛けの為に4種類のイレクターを使った。下の画像は車の荷台に積み込んだところ。
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腕木をカートパイプに固定するには、パソコンの内部配線をまとめる結束バンドの太いものを片側3本ずつ使った。結束バンドが楽器に当たって痛めない為にカーペットには切り込みを入れた。左の画像は表側、右の画像は同じ部分の裏側からの画像。
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カートのパイプが楽器の背に当たって傷をつけないようにクッションを取り付けた。左画像はカーペットを接着したもの、右画像は中空ゴム棒をビニールテープで巻き付けたもの。
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このコントラバスキャリーカートの製作に掛かった費用は、記録を取ってないのではっきりしないが1万円以上1万3千円以下くらいか。

2007/11/17

後から自作した楽器固定ベルト。黒いベルト素材は手芸品店で見付けた女性用のスカートの胴回りに使う芯らしい。幅5センチ。ダブルにして使用。端の処理は同じく手芸品店で買った丈夫そうななめし皮を寸法に切ってくるりと巻きつけて瞬間接着剤で固めた後に、これも手芸品店にあった穴あけポンチのセットを使って2箇所でかしめた。その際、留め紐が通る程度に細いプラスチックパイプを一緒に巻き込んで、それに赤い紐を通した。紐の代わりにベルト留め金具を使えばかっこうは良いのだが、金属金具は楽器を傷める恐れがあるのでこのような柔らかい仕様にした。
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