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音楽そしてコントラバス・トップ>工房>コントラバス奏者の工作室>このページ 改良エンドピン2008年後半になって、それまで主として魂柱古材で作っていたエンドピンを強度の問題から太くしたくなった。そうなれば魂柱古材利用を諦めざるを得ない。そこで材質は以前からこだわっていた桐材と打音テストで気に入っていたマホガニ材の二つを選び、楽器用木材販売会社に発注して素材を購入した。 最初の画像はそんな太いエンドピンの最新第3作目で、ソケット(エンドピン差込み口)の先から見える長さを切り詰めた短いもの。こんなに短くしたのは現在の楽器構え方が以前とは変わって、床に対して楽器が43度に寝ていたものが53度内外と立って来た為で、それはつまりどんな弾き方をすることでどんな音が欲しいのかと言う好みの変化による。その詳細はいずれバシスト控室に小文をUPする予定にしている。
次の画像はそんな太径エンドピンの集合写真。一番右が最新作の見え掛り寸法4.8センチ直径2.5センチのもの2本。その左の1本は見え掛り寸法7.5センチ直径2.5センチ。その左の2本が見え掛り寸法9.5センチ直径3センチ。一番左は比較の為に並べた従来の魂柱古材利用のエンドピン。製作時期は左から右へ行くに従って新しい。 最新作の為の図面。前作とは見え掛かり長が異なるだけ、前々作とは見え掛かり長と直径の二つが異なる。いずれも先端が鈍角なのは、昨年初冬にデザインが決まったピンプレートに対して接触面積が大きくなるようにという配慮から。
これら改良エンドピンの音色の概略は、ピンの長さが短いほどその音質は向上する傾向にある。 2009・5・2 上記の短い方のエンドピンは5年経っても使い続けており、その間に別の新たなエンドピンを作りたいとは思わないままなので多分最後までこれを使うと思われる。尚、材質は桐とマホガニが残った。 2014・12・1 互いに関連するコンテンツ群 |