音楽そしてコントラバス    管理人室    音楽ホール    バシスト控室    工房    ギャラリー    遮音室    娯楽室    ロビー
音楽そしてコントラバス・トップ>工房>演奏者の為の工作室>このページ

横長ペン立て

これは書き込み譜面台の為に作ったペン置きを全面改良したもの。

*

書き込み譜面台を作った8か月前には譜面台弓置きの奥行きの制約があるのでそれに取り付けたペン置きに乗せるペンは斜めになるようにしか作れなかったのだが、そのために若干取り出しにくくて使いづらいと言う欠点があった。
今回は譜面台に取り付けるのを止め、いつも楽器を構えて練習する場所のすぐ右横に置いてあるものに両面テープで貼り付ける事でその隘路を回避出来た。

ところで考えてみるに、一般的に売られているペン立ては筒状。べたに置く筆箱にしても筒状のペン立てにしても中に入っているものの中から目的のペンを掻き混ぜて探し出す、と言う手続きが必要になったりする。

このたび作ったペン立ては横に整列させているので目的のペンがすぐに目に留まると言う利点がある。但し削って寸法が短くなって行く鉛筆はこのペン立てには寸足らずで差しづらい。ご覧のように蛍光ペンとボールペンに限って入れている。ちなみに鉛筆類は同じ「書き込み譜面台」小文の後半でご紹介している鉛筆差しを使うのが便利。鉛筆に巻きつけた輪ゴムのお陰で見え掛かりの寸法は常に一定なのが思った以上に使いやすい。

*

話を戻してこの横長ペン立ての作り方をご紹介するが、構造は単純なので簡単に作れる。

まず外観。ご覧の通りで、材料は薄いぺニア板と幅15ミリ幅5ミリ長さ1メートルの木の棒をDIY店で買って来てカットしボンドで貼り合わせただけのもの。
image

画像に見えるペン同士の仕切りに使った9本の木の棒は長さ8センチ程度にカットした。切って余った方の木の棒はその9本を定間隔に貼るガイドとして使った。つまりペンを差す穴は15ミリ角になっている。
image

底も同じ木の棒を使っている。べニア板はこのようにペン8本分のものを作るなら、表板が高さ9センチ、幅17.5センチ、裏板の高さはそれより3センチ程度高くすると差しやすいのではないかと思う。なお接着剤は木工ボンドの方が接着効果が徐々にしか出て来ないので慌てずに済み、また貼り間違えても少しの間なら貼りなおしが利く。
貼り終えたら形を崩さないようにそっと寝せて上に本などを重しに乗せておく。その時にも接着面がずれないように気をつける。
接着剤が乾けばサンドペーパーを掛けて見栄えを良くする。これは白木のままだが塗装をすればもっと良いだろう。
image

使ってみたら前作よりはずっと使い易いので気に入った。

2011・11・10

home / up

*

第2号横長ペン立て

上述の横長ペン立てはとても使い勝手が良くて気に入ったので、その欠点に改良を加えてもう一度作ったが、取り立てて言うほどの改良ではないので、前の小文の軒を借りる形で述べておく。

改良のポイントは使ってみて必要なほどのペンを収めるものにした事、差すペンの太さに合せて仕切り板の間隔を変えた事、ペンを使う時にそばにあれば良いと思った文房具を一緒に置く場所を作った事。

*

上から見ると良くわかるが、右から3個分が鉛筆用の狭い区画、次の4個分がボールペンと細いマーカーペンの区画、最後の3個分がちょっと太目のマーカーペン用。中仕切り板は5ミリ厚で1.5センチ幅の板、両サイド以外は寸法を短くしている。前作の仕切り板はベニア前板より低く作ったが、今回のように逆に仕切り板を高くする方が使い勝手が良いようだ。消しゴム置きは1センチ厚の木の板をL字型にのこぎりでカットして薄いベニアを貼り付けたもの。
image

鉛筆とボールペンには落ち込み防止の輪ゴムをぐるぐる巻いた。この横長ペン立てを置いた場所は楽器を弾く姿勢の右斜め前、ちょっと手を伸ばせば届くところに両面テープを貼って乗せた。楽譜への書き込みは結構良くするのでこんなものを作って良かったと思っている。
image

2012・7・8

画像が「×」になって読込めない時はツールバーの<表示>→<最新の情報に更新>をクリック又は「再読込み」して下さい

home / up
   / 

home / up
   / 

image inserted by FC2 system