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卓上まな板

卓上まな板(カッティングボード)を作った。普通市販されているカッティングボードは片手でぶら下げる事の出来る柄がついていて厚さは15ミリ程度、切ったパンの粉がこぼれ落ちないように四辺に溝を切ってあるものが多い。

軽くて片手で掴めるのはメリットだが、その反面置いたまな板をつかみ上げようとすると指がまな板の裏に入りにくく、フランスパンなど固いものを切るとカタカタ動いて食卓の上で滑るという傾向もある。

私が考えたものは両手で持たなければならないほどの重さがあるだけに安定しているので安心して上に置いた食品が切れるという特徴があり、市販品とは反対の性格を持っている。

下の図から概略は掴めると思うが、23センチ四角にカットした8ミリ厚のイチョウの板(図では黄色の部分)が木の台に接着されていて、その台には指が入るスペースがカットされている。使い込んで痛んで来ればイチョウの表面をカンナで削ってまた使える。この寸法で作ればむしろ1〜2度表面を削った方がバランスの良い姿になるのではないだろうか。

なお、製作に当たって図面は私が描いたが、この製作には木工旋盤が必要なので図面を建具屋さんに渡して寸法通りに作って貰った。
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完成した姿。
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断面の近接写真。上の厚さ8ミリがイチョウ。イチョウの板だけで作らなかったのは、イチョウはまな板として最適な木材なのだが、目が近い卓上で使うものとしては、その木目はのっぺりしていて面白味が感じられないからで、このまな板の台木に使った木はたまたま手に入ったタモ。
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裏面。カタつかないようにゴム板を四隅に貼り付けた。
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今回製作したまな板の原型。これを作ったのはもう十年近く前だったろうか、屋根裏部屋を増築した時に余った米松厚板の木目がきれいだったので作ってみた。最初はヤカンでも置こうと考えたが、パンを朝食にする習慣がついてからはパン切り台になった。木目を台無しにしないようにパン切り包丁は軽く使って来た。なお寸法は少し小さい22センチ角で、指が入る部分は今回の作品のように斜めカットはしていない。
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2008/3/22

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