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トップページ>合奏団控室>このページ親愛なる作/編曲者殿 その2ギターの親指の音に似た響きを求めているのなら,ピチカート的な音をアルコで弾くことも出来,これも面白い表現.ピチカートほどの爆発力はないが,弓を弦に押し付けておいて短くアップで弾き余韻を残すとそのような音になる.ピチカートでフォルテが続く練習の時など,指が痛くなって密かにこんな弾き方をする事がある.但し早いパッセージは困難. スピカート奏法(中弓を使って飛ばす)も素早く歯切れの良い音が欲しいときに考慮しよう.ずんずんと突き進む感覚が欲しい時などうってつけだ.同じ楽譜を普通のアップダウンで演奏する時と比べれば軽快感が出る. アルコを使う際,ひと弓でレガートに弾く範囲は楽譜上で指示が必要.黙っていれば演奏効果があるないに拘らず奏者にとって楽な一音ごとのアップダウンにしてしまう.スラーで結んで指示すれば 弓順は奏者が工夫することだろう.マンドリン音楽ではバスをレガートに弾かせることが少ないようなのできっと目新しい音楽になるに違いない.そもそも音楽の歴史とは目新しさの追求の歴史でもある.
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ポップス系の音楽では 打楽器として使うことも出来る.楽器を一度万遍なく叩いてみれば, どの打楽器よりも表現力のある事が判る.叩く場所によって音の変化が大きいのだ.例えば肌に止まった蚊を叩くように指板上の弦を叩くと,決然とした区切り感のある音が出る.ポップス系以外でも時に打楽器として使ってみてはどうだろう. してはならない事なぞ何もない. バルトークピチカートは汚い音だ.然し弦楽四重奏曲で効果的に使われている音をコンサートホールの中で聞くと,逆に美しくあたかも教会のステンドグラスが砕けてきらきら降ってくるような音に聞こえる.(録音ではその様に聞こえないが)
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一般的に,バスの動きに意味を持たせ 流れを作ってやると弾いても面白く音楽も生きてくる.勿論ギターの低音が面白く動くときはバスを随わせれば良い事だ. アレンジが楽という理由ばかりではないかもしれないが,バスはギターの補強と言う考えが伝統的にある.もっとアルコを使ってもよいと思うし,スラーも恐れずに使って欲しい.期待があるところ, 技術の向上もある. ギターとは別の役割と機能を持つバスの良さを楽譜に盛り込む為には,勿論前言に拘わらずどちらを先に作っても良いのだが,これまでの手法にとらわれないで試みる必要がある.そんな時作/編曲の 段取りも 目先を変えてバスから先に手をつけてみると言う方法もあながち悪くはないと思う. いや, きっと更によい音楽が生まれるに違いない.作/編曲者自身もバスの奏法に親しんで頂ければ,バスの面白い使い方を発見されることと思う. 2000/10/22 |